13.8 C
Tokyo
15 C
Osaka
2025 / 11 / 10 月曜日
English
その他企業活動ヤオコー 創業の地で地域密着の健康支援 CNCと協働
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ヤオコー 創業の地で地域密着の健康支援 CNCと協働

ヤオコーはCNC(本社・島根県雲南市、代表取締役・矢田明子氏)と協働で、創業の地である埼玉県小川町において、地域のつながりを生かしたコミュニティナース活動を開始した。

コミュニティナース活動とは、病院の外で地域住民の生活導線に入り込み日常の暮らしの中で健康づくりや疾病の早期発見・予防につなげるコミュニティナーシングの概念をもとに、より地域とのかかわりを重視・発展させた地域活動のこと。

ヤオコーの地域での信頼関係と、CNCの「人とまちを元気にする」コミュニティナーシングの知見を掛け合わせることで、地域住民の健康増進と地域活性化に貢献し、「街のコミュニティとして企業と地域がつくる新しい地域活動モデル」の創造を目指す。

中長期目標として、小川町がもっと元気に、健康長寿地域となり、人々が移住したいと思えるまちづくりに役立つことを目指し、ヤオコーでは「当社の存在価値が『食』に加えて、『健康』や『つながり』も加わるよう取り組んでいく」とした。

両者の取り組みの一環として、CNCに所属するコミュニティナースが小川町の様々な地域コミュニティに加わり、住民とのつながりを通じて、日々の暮らしが明るく元気になるよう働きかけを進めている。

ヤオコーの川野澄人社長は、「小川町はヤオコー創業の地であり、私自身の原点でもある。人口減少や高齢化が進む中、私たちが地域にできる恩返しとは何か。そう考えたときにCNCとの協働に出会った。地域コミュニティの一つであるスーパーマーケットとコミュニティナース活動は親和性が高く、CNCとの協働で地域の皆さまが健康でつながりあいながら前向きに日々を過ごせるような環境づくりをお手伝いしたい」とコメント。

CNCの矢田代表は「ヤオコー発祥の地である小川町でのコミュニティナースの実装は、地域の健康とつながりを深める大きな一歩。小売業界のリーダーであるヤオコーと協働することで、地域の皆さまの心身の健康を支える新たなモデルを築けることをうれしく思う。この協業を通じて、地域に根差したケアとより良い人間関係を推進し、誰もが安心して暮らせるまちづくりに貢献していきたい」とした。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点