ヤオコーはCNC(本社・島根県雲南市、代表取締役・矢田明子氏)と協働で、創業の地である埼玉県小川町において、地域のつながりを生かしたコミュニティナース活動を開始した。
コミュニティナース活動とは、病院の外で地域住民の生活導線に入り込み日常の暮らしの中で健康づくりや疾病の早期発見・予防につなげるコミュニティナーシングの概念をもとに、より地域とのかかわりを重視・発展させた地域活動のこと。
ヤオコーの地域での信頼関係と、CNCの「人とまちを元気にする」コミュニティナーシングの知見を掛け合わせることで、地域住民の健康増進と地域活性化に貢献し、「街のコミュニティとして企業と地域がつくる新しい地域活動モデル」の創造を目指す。
中長期目標として、小川町がもっと元気に、健康長寿地域となり、人々が移住したいと思えるまちづくりに役立つことを目指し、ヤオコーでは「当社の存在価値が『食』に加えて、『健康』や『つながり』も加わるよう取り組んでいく」とした。
両者の取り組みの一環として、CNCに所属するコミュニティナースが小川町の様々な地域コミュニティに加わり、住民とのつながりを通じて、日々の暮らしが明るく元気になるよう働きかけを進めている。
ヤオコーの川野澄人社長は、「小川町はヤオコー創業の地であり、私自身の原点でもある。人口減少や高齢化が進む中、私たちが地域にできる恩返しとは何か。そう考えたときにCNCとの協働に出会った。地域コミュニティの一つであるスーパーマーケットとコミュニティナース活動は親和性が高く、CNCとの協働で地域の皆さまが健康でつながりあいながら前向きに日々を過ごせるような環境づくりをお手伝いしたい」とコメント。
CNCの矢田代表は「ヤオコー発祥の地である小川町でのコミュニティナースの実装は、地域の健康とつながりを深める大きな一歩。小売業界のリーダーであるヤオコーと協働することで、地域の皆さまの心身の健康を支える新たなモデルを築けることをうれしく思う。この協業を通じて、地域に根差したケアとより良い人間関係を推進し、誰もが安心して暮らせるまちづくりに貢献していきたい」とした。
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