三井物産は3月25日、毎年恒例の「三井物産関西フォーラム」を大阪市のクラブ関西で開催した。
11回目となる今回のテーマは「国内の米流通事情、おいしいご飯の食べ方」で、同社による原料相場から国内米流通事情の説明の他、「お米をよりおいしく食べていただくことにこだわり今年で創業98年」(大嶋敏男丸美屋食品工業専務)とする丸美屋が「お米のある食卓を豊かにする」などを主題にメニュー等の提案を行った。会場には関西地区の小売、外食、卸など65人が参集した。
冒頭、小林将人三井物産西日本流通部部長が「国際情勢は先行き不透明だが、三井物産グループ一丸となり食料の安心、安全、安定的な調達と供給に努めていく」と表明するとともに、フォーラム開催の意義として「情報発信や提案を通じて製配販のネットワーク強化を図り、商品単品だけでなくカテゴリー全体、業界全体の活性化に貢献していきたい」と力強く語った。
フォーラムでは、第一部で国際原料相場について、三井物産グループで主に扱う大豆、豚脂(ラード)、オレンジ(果汁)の産地の作柄状況や相場変動などについて説明。
第二部では「国内の米流通事情」について塚原慶一三井物産アグリフーズ社長が現在の米価上昇について「猛暑の一時的なものでなく、構造的状況。米がいつでも大量にある時代から、希少な商品への大きな変化が起きていると感じている」と話し、米農家の平均年齢が75歳の状況下、若年層の就農に向け、現在の高騰する米価格だけでなく、米農家生産コスト上昇への理解の重要性も訴えた。
また、取り組みとして「10年ほど前から生産者と実需者をつなぎ、信頼による安定的な取り組みを志向」してきた他、同社独自品種で高温等に強い「みのりゆたか」も紹介した。
第三部は、丸美屋食品が、米の消費量減少の一方で、ライフスタイルの変化等からふりかけが伸長してきた背景の考察の他、簡便・時短・健康ニーズに合致したふりかけや釜めしの素などの商材の米とのタイアップ企画で前年比二ケタ伸長した成功事例などを紹介した。
フォーラム終了後の昼食を兼ねた情報交流会で参加者は「丸美屋製品とフレンチの融合」としたコース料理を味わった。
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