ピザ協議会は、このほど定時総会終了後に懇親会を都内で開き、会員各社や来賓など50人超が出席した。冒頭、長田昌之会長(日本ハム加工事業本部ブランド戦略室長兼マーケティング部長)は「23年度のピザ市場は3237億円、微減ながら歴代2位だった。第4次ピザブームの追い風を感じている」などと話した。
ピザブームは第1次が1970年代に多店舗化したファミレスのメニューに採用されたこと、第2次が80年代に宅配ピザが登場したこと、第3次が01年頃の本格的なナポリピッツァ人気とされ、直近は総菜ピザの拡大が牽引している。
協議会の活動に関して、長田会長は「11月20日『ピザの日』にあわせてピザのおいしさ・楽しさ、そして人を笑顔にするパワーを伝えるべく活動している。公式インスタグラムのキャンペーンが好評で、フォロワーは一時9000人を超えた。これをベースに消費者やユーザーとさらにコミュニケーションを発展させていきたい」などと語った。
次いで日本輸入チーズ普及協会の内田宏己会長(チェスコ社長)が登壇。「昨年チーズの輸入量は5年ぶりにプラスだった。第4次ピザブームの追い風に加え、コメ不足・価格高騰の代替需要も見込まれ、今後ピザ業界とも連携を深めて需要の活性化を図りたい」とあいさつし、乾杯の音頭をとった。
また、4月1日付で新会長に神谷崇氏(同日付で日本ハム執行役員加工事業本部マーケティング統括部長)が就任予定となっている。
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