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2025 / 11 / 11 火曜日
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業務用ヤグチ春季見本市 パフォーマンス重視「4Pフード」提案強化 国産・輸入米食べ比べも
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ヤグチ春季見本市 パフォーマンス重視「4Pフード」提案強化 国産・輸入米食べ比べも

ヤグチは3月12日、東京流通センターで第114回「ヤグチ春季見本市」を開催した。出展メーカー204社。業務用卸店関係者やユーザーら1300人超が来場した。

テーマコーナでは、「有用性・利便性に長けたパフォーマンス重視!4Pフード」を継続して提案。人手不足に悩む調理現場の課題を解決する4P商品(コスパ・タイパ・ヘルパ・スペパ)を重点的に紹介した。

ヤグチのオリジナル商品では、ピロー容器の長持ち油「YGCロングオイル」をはじめVPSブランドの「水あめ」「ラー油」「チキンカツ」など、今春の新商品を中心に展示試食を実施。液卵(イフジ産業)、業務用ポテチ(カルビー)、こんにゃく(寿マナック)、雑穀(種商)、赤酢(タマノイ酢)、銚子産イワシ・メヒカリ加工品(エマック)、ジャンボ餃子(丸上食品工業)など、ヤグチの仕入れ担当者が選んだ「バイヤーズセレクトコーナー」も注目を集めた。

新設した「ヤグチお米セレクション」コーナーでは、国産米47種、輸入米7種(米国・中国・タイ・ベトナムなど)、無洗米7種を出品。ヤグチが取り扱う多種多彩なお米のラインアップを訴求するとともに、国産、輸入米の食べ比べを実施。食味や食感、メニューとの相性など、米に関する知識を深める場としても好評だった。

今回、初めて実施したリード獲得数のトップ3は、丸上食品工業、マルハニチロ、ケンコーマヨネーズがランクイン。メーカーブースでのリード(見込み客)情報やサンプル・見積り依頼を見える化し、営業活動のフォローアップに役立てる。

来場者投票による新商品コンテストの結果は次の通り。①信州産抜き実石臼挽きそば粉ブレンド*信州そば(シマダヤ/冷凍)②チーズボール(ハインツ日本/冷凍)③鬼おろし塩たれ(創味食品)④マオンソース(キユーピー)⑤濃い煮干しラーメンスープ(エバラ食品工業)⑥ベーストマトソース(カゴメ)⑦薫るトリュフのポテト(ケンコーマヨネーズ/冷蔵)⑧便利なブロッコリーの彩りサラダ(マルハニチロ)⑨JOYLPRO炭火焼き風味オイル(J-オイルミルズ)⑩フリーカットオニオングラタンのキッシュ(味の素冷凍食品)。

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