6.4 C
Tokyo
5.1 C
Osaka
2025 / 12 / 28 日曜日
ログイン
English
加工食品漬物新進、漬物業界新年行事で講演 経営改革とリーダー論など

新進、漬物業界新年行事で講演 経営改革とリーダー論など

新進は2025年以降、各漬物組合のイベントで講演。2月の新潟県漬物工業協同組合連合会新春懇談会では、新進の中島浩文家庭用営業本長による特別講演「新進130年に向けた改革」を実施。収益改善へ向けた改革を語った。以下に概要を記載する。

同社では、2021 年2月、「外部環境に左右されず安定的に利益を⽣み出す会社」とするため、籠島社長による経営改革プロジェクトを立ち上げ利益改善に着手。旗艦の利根川⼯場コスト改革を⽪切りにグループ各⼯場もてこ入れし、“本来のメーカーとしての事業運営”を再度強化。短期間で収益体質に切り替えるべく、全社一丸となり改革に取り組んだ。営業部門は赤字アイテム削減と薄利販売先の見直しを実施。製造部門は⼯場⽣産効率アップや製品歩留まりの改善に取り組んだ。結果、利根川工場は製造アイテムを約38%削減、3直製造体制から2直体制へと移行。2023年下期ごろから収益面も改善が進んだ。

湯川治己顧問
湯川治己顧問

同月の関東漬物協議会新春懇談会では、新進顧問で元キユーピー執行役員の湯川治己氏による講演を実施した。テーマは、「社会人として学んできたこと」。湯川氏はキユーピー商品開発本部長、関連会社の中島董商店執行役員、nakato社長を歴任した自身の経験を振り返り、仕事をする上での心がけとして、「本質とは何かを常に考える・任された仕事の将来ビジョンを考えて仕事をする」ことを挙げたほか、行動指針として、「逃げるな・嘘をつくな・功を焦るな」の3点を挙げ、「問題から逃げることなく立ち向かうことで、失敗しても実力が備わる。他人にも自分にも真摯に向き合う姿勢が大切。目先の成果にこだわると近視眼的になり本質的な解決とならない」と説いた。また、リーダーの条件として、問題を先送りしないこと、人材育成に注力することを指す「未来責任」を挙げた。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。