業務用食品卸・三給は2月26日、岡崎中央総合公園・総合体育館で「2025サンキューフェア」を開催した。当日は、給食事業者を中心に関係各方面から約500人を招待。メーカー約70社・1500アイテムが出品し、今春夏の新商品や注力商品を提案した。
開会式で齋藤哲社長は、前期業績について報告。「24年12月の売上は前年比6%増。当社はお客様の約9割以上が給食業態。その中で高齢者施設や病院などメディケア分野が9%増、保育園・幼稚園などキッズ分野は15%超のプラスとした。この背景には二つの2025年問題がある。一つは女性の社会進出によって保育所の利用児童数が25年(令和7年)にピークを迎えるというもの。もう一つは団塊世代の最後の年代が後期高齢者入りする。ともに市場、食数が増えている」と説明。両市場への対応が重要と語った。

三給オリジナル企画では
①人手不足解消
②地産地消
③食事の楽しさ提供
――の3つのテーマでユーザーの悩み事解決に向けた提案を行った。
人手不足解消策では、キユーピーの凍結全卵や、調理済みクックフローズンを紹介。地産地消では、グループのヒカリとともに、愛知県産の原料を使用したオリジナル惣菜を取り揃え、従来の中食だけでなく給食チャネルに向けてもアピール。食事の楽しさ提供では、アサヒL&Cが全国各地の唐揚げ商品を、ヤマモリはタイフードを出品。イベントやフェア等での採用を呼び掛けた。
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