ニップンは春夏家庭用春季新商品25品を発表。グロサリーが16品の新商品、冷凍食品が新商品8品、リニューアル品1品を揃えた。ドライパスタが2月3日から出荷開始、その他の商品は3月1日を予定している。年間販売目標はグロサリーが10億円、冷凍食品が35億円。
新商品は、新たな経営理念(ウェルビーイング)を含む独自価値に基づいたもの。「おいしさの追求」を目指し、厳選した素材、高質化を実現する製法、新開発容器による保温性や形状の変更など細部にわたりこだわった。
“「いつも」を「すごい!」にするパスタ”がコンセプトの「オーマイプレミアム」では、ドライパスタ「極上アルデンテがおいしいスパゲッティ1・7㎜」を投入した。昨春の発売から1年足らずで累計5000万食以上を出荷した「もちっとおいしいスパゲッティ」に続き登場。3割弱存在するという「しっかりした食感」を支持する消費者のニーズにおいしさで応える。パスタづくり70年の歴史を持つ同社では、極上アルデンテ食感を追求。厳選した北米産デュラム小麦を使用することで、力強いハリと弾力的な食感を生みだした。600g、530円。
同ブランドの冷凍パスタでは、高い質とともに具の大きさと量が特徴の「牛挽肉ボロネーゼ」(275g)と「贅沢チーズマルゲリータ」(270g)が新登場。好評の「うま塩レモン」(270g)は3年連続となる春夏の期間限定発売。シリーズ中、最上級のおいしさを訴求する「至極」シリーズは、期間限定で「ボンゴレ」(300g)を追加した。
トレー入り個食米飯では、同社の冷凍食品「ニップン いまどきごはん」シリーズから「彩りスープカレー」(320g)と「6種具材のスンドゥブ」(320g)を投入。味わい深く十分な食べ応えがある点が特徴。新開発のパルプモウルド容器は形状にこだわり、保温性にも配慮した。また容器の形状を深くしたこととトップシールの仕様で、汁物にも対応できるようになった。
右肩上がりで成長する冷凍ワンプレート市場。ニップンはトップシェアを堅持している。「よくばり」シリーズではワンプレート市場では珍しい魚メニューをおかずに。「よくばり御膳 五穀ご飯とあじ竜田揚げ彩り野菜の甘酢あん」(280g)で女性層らに訴えかける。
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取締役常務執行役員の川崎裕章氏は「当社グループは、22年秋にマーケティングのプロ集団である刀との協業を開始した。その後、同社のハイレベルなノウハウを移植して徹底的に消費行動の分析を実施してきた。昨春には『パスタメニューは麺でもっとおいしくなる』という点にフォーカスして、『オーマイプレミアム もちっとおいしいスパゲッティ』を発売し、家庭用の乾燥パスタ市場に新しい風を吹かせた。同製品は日経トレンディのヒット商品ベスト30で第13位、食品カテゴリーでは1位を獲得している。販売個数は累計5000万食を突破したが、これに慢心することなく、おいしさを追求したい」と決意を語った。
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