4.2 C
Tokyo
1.3 C
Osaka
2025 / 12 / 06 土曜日
ログイン
English
加工食品缶詰・瓶詰・レトルト食品「カレーでニクる。」 過去最大の肉量 MZ世代へレトルトで新提案 ハウス食品

「カレーでニクる。」 過去最大の肉量 MZ世代へレトルトで新提案 ハウス食品

ハウス食品は同社レトルトカレー史上最大の肉量を誇る新製品「カレーでニクる。」2アイテム(「牛肉」「豚肉」)、「選ばれし人気店」シリーズの新アイテム「スパイス織りなすビーフカレー」を2月10日から発売した。前者はレトルトカレーにおいしい具材を求めるMZ世代(15~44歳)の男女をメーンターゲットに、後者は高価格帯レトルトカレーにいつもと少し違った風味や本場・プロ感を求める30~40代女性をメーンターゲットに開発。レトルトカレーの提案を強化する。

同社は、王道具材である肉にこだわったおいしいカレーを食べたいというニーズが高まっていること、MZ世代を中心に、レトルトカレーの肉に対するニーズを満たす製品が求められていることを背景に、MZ世代をメーンターゲットに、レトルト技術の進化をフル活用し、肉がおいしくて、量が多くて、大きい「肉が主役のレトルトカレー」を開発。「カレーでニクる。」2品を発売。

肉のおいしさを引き出すうま味、香り成分を付与し、そのおいしさを肉にとどめる「お肉パラダイス製法」を採用。同社レトルトカレーで最大の肉の量、最大クラスの肉の大きさを実現した。

20代中心の若手メンバーで開発を進め、ネーミング、パッケージデザインにこだわった牛肉55gを使用し、リンゴの甘み、バターの香りがする欧風カレー「牛肉」、豚肉55gを使用し、玉ねぎのうまみ、しょうがの香りがするスパイスカレー「豚肉」の2アイテムを提案する。2品ともに160g、税別参考小売価格438円。

「スパイス織りなすビーフカレー」
「スパイス織りなすビーフカレー」

「選ばれし人気店」は「食べログ百名店」に選出された人気店の味わいを再現し、現地に行かずに自宅で手軽に楽しめるレトルト食品シリーズ。2018年7月に誕生し、24年12月末時点で累計売上4000万個を突破した。今回、影響力のある監修店にフォーカスし、ブランド活性化を図るため、東京・荻窪「欧風カレー&シチュー専門店トマト」監修の「スパイス織りなすビーフカレー」を発売。

「トマト」の特徴であるスパイスの豊かな香り、コク深い濃厚な味わいを新技術で再現した。多種類のスパイスをただ配合するだけではスパイスのまとまりが弱く、苦みが目立つが、同社レトルト食品で最多の30種類のスパイスを配合する一方、新製法ルウを使用することで、スパイスの豊かな香り、コク深い濃厚な味わいの両立を実現した。180g、同361円。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。