UCC上島珈琲は、コーヒー食品「YOINED(ヨインド)」をスコッチウイスキーブランド「ジョニーウォーカー」に合う「コーヒーおつまみ」として提案する。
「ヨインド」は、焙煎したコーヒー豆を、抽出せずに丸ごと-196℃で凍結粉砕した食品であるため、抽出したコーヒーを飲むよりも香りを強く感じられるのが特徴。“飲まないコーヒー”や“食べるコーヒー”とも呼ばれる。
2023年11月に販路を絞り込んで数量限定販売開始したところ消費者から“お酒に合わせたい”といった声が多く寄せられたことを受け、24年11月にパッケージ(外装)を刷新して、酒肴シーンに寄り添い「コーヒーおつまみ」と銘打った訴求を開始した。
この結果、「男性誌やカルチャー誌にも取り上げられ、広がりを感じている」と手応えを語るのはUCCジャパンの小坂朋代サステナビリティ経営推進本部EC推進室室長。
2月5日、開催された「ジョニーウォーカー」のコラボレーションイベントで明らかにした。
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イベントでは、「ジョニーウォーカー」のブランドアンバサダーを務めるディアジオジャパンのマーケティング部ブランドアンバサダーの金子亜矢人ベンツェ氏が「ヨインド」に合う「ジョニーウォーカー」を紹介した。
「ヨインド」のラインアップは、コーヒー豆配合量40%のダークチョコレート風味の「CRAZY BLACK」と、コーヒー豆配合量15%のミルク感が強い「MELLOW BROWN」の2種類。
「MELLOW BROWN」には、スモーキーな香りの「ジョニーウォーカー ブラックラベル」を推奨。
一方、「CRAZY BLACK」には、より力強いスモーキーさを持つ「ジョニーウォーカー ダブルブラック」か、上品な甘さが特長の「ジョニーウォーカー ゴールドラベルリザーブ」を勧める。
「ヨインド」について金子氏は「初めて食べたときに、ティラミスを感じさせる味わいに感動し、すぐにコラボレーションをしたいと思い立った」と太鼓判を押す。
その上で今回のコラボについて「『ジョニーウォーカー』は、常に先見性を持ちたいと考えているブランド。最先端の技術を使っている“飲まないコーヒー”の『ヨインド』との組み合わせは非常に親和性が高い。新たなウイスキーの楽しみ方として、これまでウイスキーにあまり馴染みのない方にも試していただけたら嬉しい」と期待を寄せる。
UCCコーヒーアカデミー東京校の専任講師である土井克朗氏も「コーヒーとウイスキーはともに時間をかけて人の手で作られる。余韻を含めて時間を楽しむという点で『ヨインド』と『ジョニーウォーカー』は共通している」と期待感を示す。
イベントでは、「ジョニーウォーカー ブラックラベル」・コールドブリューのモカコーヒー・水を1:1:3で割るコーヒーカクテルのレシピも紹介された。
2月28日には、「ヨインド」と「ジョニーウォーカー」のマリアージュを楽しむ消費者向けのセミナーを予定する。
発売2年目となる「ヨインド」は、予約初日の売上は昨年対比3倍を記録し、その後も昨年と同水準の伸びを維持している。
小坂氏は「リニューアルしたパッケージも好評で、コーヒー好きの方が自分用に購入するだけでなくプレゼントとして買われる方も多い」と語る。
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