長い夏にも冷凍うどん 新商品とプロモで需要喚起 テーブルマーク

テーブルマークは、2025年も夏場が長期化することを想定し、今春夏は「カトキチさぬきうどん」をはじめとした冷凍うどんの需要喚起策に注力する。暑い日でも食べやすい極細の新商品を発売するほか、テレビCM、レシピ提案、店頭販促などプロモーションも積極的に展開する方針だ。

同社の冷凍うどんは年間約6億食が製造され国民食とも言える存在だが、夏場は気温の上昇とともにそうめんや冷し中華を食べる機会が増えるため、冬場に比べると販売ペースが鈍化する。また近年は猛暑・残暑の長期化が顕著なため、暑い夏でも“食べやすさ”を訴求して需要の底上げを目指す。

新商品で「カトキチ極細さぬきうどん3食」を発売。切り刃は16番手を使い同社のうどんでもっとも細く仕上げた(切り刃:レギュラー9番手、稲庭風14番手)。つるっとしたのどごしでありながらコシも感じられる。簡便なレンジ調理も強み。

「カトキチさぬきうどん」のプロモーションには人気子役の永尾柚乃さんを継続起用。夏向けに冷しメニューやレンジ調理を訴求する。インフルエンサーによる夏うどんのレシピ提案や、ギネス世界記録(冷凍麺世界売上№1)をうたった販促物で店頭も盛り上げる。

具付きうどんの「讃岐麺一番 肉うどん」は温冷兼用つゆを期間限定で展開し、スープ付きの「麺棒一番」シリーズはパッケージで冷しがおいしいことも伝えていく。

「CoCo壱番屋監修 汁なしカレーうどん 大盛り」
「CoCo壱番屋監修 汁なしカレーうどん 大盛り」

春の新商品として汁なし麺にも注力。外食店とタッグを組み、夏にぴったりなスパイシーな2品を開発した。「CoCo壱番屋監修 汁なしカレーうどん 大盛り」は本格カレーソースと食べ応え抜群のうどんをあわせた。チーズ、なす、ほうれん草など豊富な具材もポイント。「元祖ニュータンタンメン本舗監修 まぜタン 大盛り」は店舗で人気の味わいを再現。ピリ辛い唐辛子とにんにくのパンチある味に卵を絡めてマイルドに食べられる。「お皿がいらない」シリーズの「ジャージャー麺」「汁なし担々麺」など既存4品はおいしさが伝わりやすいパッケージに一新。

一方、春夏に需要が高まるお好み焼などスナック系のラインアップも拡充。今シーズンはカテゴリー売上No.1の冷凍たこ焼をさらに強化すべく、「ごっつ旨い 大粒たこ焼」のおいしさに磨きをかけた。5月2日「ごっつの日」に向け、「ごっつ旨い お好み焼」とともにキャンペーンや店頭販促も実施する。

株式会社アピ 植物性素材