味の素は、夜勤や外勤営業など勤務時間帯が不規則な社員110人に、同社の知見と有識者のアドバイスなどを得て開発した「しっかり食べチェック プログラム」を試してもらったところ、約3か月後に食生活の意識改善や食品群数の増加などがあったことが分かった。
プログラムは、普段の食生活でどのような食品を食べているかを簡単にチェックできるもので、栄養バランスのよい「お手本食事」の提供、アプリを通じた食事記録、チェック内容に対するフィードバックの三要素で構成している。
健康的な食生活の改善においては食事制限等がストレスになることも想定された中、参加者が「おいしく食事をする」との意識を損なわずに取り組んでいる姿勢が見られたと言う。この研究成果は、このほど国立京都国際会館で行われた第28回日本病態栄養学会年次学術集会で発表された。