5.8 C
Tokyo
3.2 C
Osaka
2025 / 12 / 05 金曜日
ログイン
English
小売CVSローソン 中国で積極出店を継続 初の統一仕様商品に手応え
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ローソン 中国で積極出店を継続 初の統一仕様商品に手応え

ローソンは海外で主力の中国エリアで積極的な出店を継続している。

今期は全中国で初の統一仕様商品(おにぎり、サンドイッチなど)を発売して手応えを得た。2025年に中国1万店(24年12月末時点6552店舗)を目指す計画について「中国景気の減速が影響して若干遅れる可能性もあるが、中国の人口を考えると1万店は通過点に過ぎない」とし、今後も出店エリアと店舗数を拡大していく方針を示している。

24年度は中国の景気減速や購買行動の変化が顕著になった中で、コストを適正にコントロールして堅調な業績を確保している。新たな試みとして、おにぎり・サンドイッチ・パン・デザートにおいて全中国で初の統一仕様商品を発売。これにより「一括した原料メーカーとの価格交渉や商品展開サポートが可能となり、価格競争力があり品質も安定した商品を供給できるようになった」(ローソン)と説明する。

東南アジアではタイの日販が好調だ。24年12月末時点で205店舗を展開し、商品の中でも日本式スイーツが「高価格帯ながら非常に好評」(同)という。

24年にバンコク市内にオープンした最新型店舗では、冷凍食品・アイス・菓子・即席麺などの日系食品のアイテムも通常のタイローソン店舗に比べて約4倍に拡大し、売上が目標を大きく上回り推移した。同店ではスイーツのほか「Lチキ」や店内で調理した本格的なおにぎりも支持されているという。

24年12月末時点で海外は中国6552店舗、タイ205店舗、フィリピン201店舗、米国(ハワイ州)2店舗、インドネシア372店舗、合計7432店舗。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点