日本フードサービス協会 働く人が作る食の価値 新年賀詞交歓会で久志本会長

日本フードサービス協会は1月16日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で恒例の「JF新春セミナー」を開催した。セミナー後の新年賀詞交歓会にはJF加盟の外食企業のトップをはじめ与野党の政治家、メーカー関係者など約600人超が来場。石破茂内閣総理大臣も訪れ、賑わいを見せた。

久志本京子JF会長は「外食市場は回復基調にあるが、人手不足や食材価格の高騰で厳しい経営が続いている。JFは昨年創立50周年を迎え、あらためて外食産業で働くことの意義や誇りを感じられるよう、『JF宣言(2024)私たちの誓い』を策定した。ロボット化や自動化、省力化の取り組みも注目されているが、外食産業は人で支えられている。人材獲得競争が激化するなかで、外食産業の魅力を発信するとともに、外食で働く人の満足度をさらに高めていきたい」と意気込みを示した。

そのうえで、「日本の食文化は世界で注目されており、海外の日本レストラン、そしてインバウンド需要の拡大が続いている。高品質でおいしく、ホスピタリティに優れた日本の外食の魅力をさらに高めていきたい」と期待を寄せた。

石破総理大臣は「外食産業の皆さまには日頃からお世話になっている。災害時にはキッチンカーで温かい食事を提供いただいた。災害時に温かい食事と寝床、トイレなどをいかに迅速に届けるか。しっかりとした準備を進めていく。そして、賃上げの実行。そのためには生産性を高めていく必要がある。皆さんと協力して、しっかりと政策を進めていく」と強調した。

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