キリンビバレッジの「プラズマ乳酸菌」入り飲料が拡大している。
「プラズマ乳酸菌」入り飲料の1-11月販売数量は前年同期比6%増の847万ケースを記録した。
中核となるチルドの「おいしい免疫ケア」シリーズが牽引役となった。
キリンビバレッジの井上一弘社長は12月19日、年末会見に臨み「今年3月に『おいしい免疫ケア』のパッケージを刷新し『おいしい免疫ケア カロリーオフ』は商品パッケージに加えて味のバランスを改善するリニューアルを実施したところ、『カロリーオフ』が大変ご好評いただき11月累計販売数量は約5割増と大きく伸長した」と説明する。
「プラズマ乳酸菌」の認知率は、2024年11月の時点で約7割(キリン調べ n=1万)に達した。
これには、季節ごとの“免疫ケア”の重要性を訴求したプロモーションや「プラズマ乳酸菌」の発見・商品化が「令和5年度全国発明表彰」で「恩賜発明賞」を受賞したことが話題になったことが寄与したとみられる。
商品認知拡大とともに習慣的に飲用するユーザーが増えているという。
ドライの「iMUSE(イミューズ)」シリーズは同期間、1割増となった。これには、11月5日に新発売した「iMUSEグリーン」の好発進が後押しした。
同商品は、「プラズマ乳酸菌」1000億個とビタミン(B1・B6・C)を配合し、グレープフルーツミックス味(グレープフルーツ・りんご・レモン)のすっきりした甘さが特長の機能性表示食品の清涼飲料水(果汁10%未満)。発売5日間で年間販売目標の約7割となる540万本を突破した。