国内の冷凍食品市場は手作りからの置き換えでまだまだ伸ばせると考えているが、人口減少が加速すればいずれピークアウトする。20~30年先を想像すると、輸出を増やさなければ立ち行かなくなることも想定される。
インバウンド消費で日本の飲食店がおいしさと安さで人気になっているが、決して円安の効果だけではない。その一端を担う冷凍食品メーカーが低コストで高品質な製品を供給できる体制を整えていることも大きい。現状、加工度の高い冷凍食品の輸出には各国のレギュレーションへの対応など課題は多いが、われわれは世界で戦える品質やコスト競争力を十分に持っている。(12月11日の年末記者会見で)