ローソン 地域共生コンビニを加速 秋田鳥海町地区に初出店

ローソンは11月22日、秋田県由利本荘市鳥海町に「ローソン由利本荘鳥海町店」(鳥海町上笹子字堺台109-1)をオープンした。地元企業や地域と連携し、スーパーの跡地やこれまで出店できていなかった地域に出店する“地域共生コンビニ”の取り組みの一環。同地区への大手コンビニの出店は初となる。

同店では、おにぎりやデザート、揚げ物、店内調理の弁当など標準的な商品に加え、生鮮品や冷凍食品の取り扱い品目を増やした。地域食材・調味料も取り揃え、近隣住民の日常生活を支えるスーパーマーケットの代替機能を担う。

今回、ジェイエイ秋田しんせいサービスが経営する「Aコープ鳥海店」が「ローソン由利本荘鳥海町店」へ看板替えした。引き続きフランチャイジーとして地元密着型の店舗運営を担う。

近年、地方や山間部などの過疎地域において小売業の撤退が進むなか、高齢者を中心に食料品の購入に不便や苦労を感じる消費者が増加する「食料品アクセス問題」が深刻化している。鳥海町地区も近隣にスーパーやコンビニがなく、最寄りのミニスーパーまで車で25分以上かかるなど課題を抱えていたことから出店を決めた。