伊藤忠食品は、デジタルサイネージの設置台数が10月末で1万台を超えたことを明らかにした。
同社は19年に動画メディア事業を展開するエブリーと資本業務提携を締結。エブリーが運営するDELISH KITCHENのレシピ動画を放映するなど、デジタルサイネージを活用した店頭販促の活性化に取り組んできた。その後も、小売業・メーカーと協業しながら、店頭への来店動機や商品の購買意欲喚起につながるサイネージの放映内容や売場との連動性を強めてきた。
直近では、はがきで行っている店頭キャンペーンをサイネージ上のQRコードで代替する、QRコードキャンペーン施策を推進。広告やレシピ、特売情報とあわせて幅広いコンテンツを提案している。サイネージの設置場所も、従来の生鮮や惣菜売場に加えて店舗入口やレジ前など多様化が進んでいる。
同社では、「全国100チェーン以上のスーパーにサイネージが導入され、設置台数も1万台を超え、小売業との連携によって高い稼働率を誇っている。今後も様々なコンテンツやサイネージの設置場所、売場の展開方法など、卸ならではの多角的なソリューションを提案することで、来店する消費者に発見や驚きを提供できるよう、リテールメディアのサポートを推進していく」としている。