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流通・飲食小売個食意識の冬ギフト 被災地支援も継続 髙島屋

個食意識の冬ギフト 被災地支援も継続 髙島屋

髙島屋は今年の冬季ギフトで「個食」を意識した品揃えを展開する。

11月6日の日本橋店ギフトセンター開設初日、手島将隆企画宣伝担当次長は「核家族化が進み単身世帯が増える中、『簡単・便利・個食』はギフト市場でも重要なキーワードの一つ」と解説。ギフト売場でも「能登・和倉温泉加賀屋 加賀屋・能登の美食だより」(個鍋4つ入、税込7560円)、「銀座ろくさん亭 みちばの個鍋セット」(個鍋6つ入、税込5400円)といった個食タイプの商品をアピールする。

髙島屋は23年中元でカタログのメーンタイトルを「夏の贈り物」とし、「中元」「歳暮」という語は副題にした。「会社対会社や、会社内での儀礼的な贈答習慣が一部で廃止されるなど、熨斗を巻く中元・歳暮のご用命は減少傾向にある。

手島企画宣伝担当次長(髙島屋)
手島企画宣伝担当次長(髙島屋)

一方、ご自宅用やご友人向けなどのカジュアルギフトはニーズが高まっている。そうした市場背景を踏まえ、今年も『贈り物』という言葉を強調している」(手島氏)。

商品面では、中元から引き続き、能登震災の被害を受けた石川県に関連する提案を充実させた。自家需要やカジュアルギフト向けのカタログ「Tasty Days」では「美味石川」と題した特集を企画。9月に実施した北陸応援フェアなど、これまで取り組んできた施策に加えて、被災地支援の一助とする考え。

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