11.4 C
Tokyo
9 C
Osaka
2025 / 11 / 29 土曜日
ログイン
English
加工食品乾麺・乾物乾物パワー伝える 福岡の小学校で食育授業 日本アクセス
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

乾物パワー伝える 福岡の小学校で食育授業 日本アクセス

日本アクセスは10月1日、福岡市立弥永小学校の5年生38人に乾物を使った食育授業を行った。児童は2時間枠で「乾物」と「発酵」の授業に参加した。

1時間目は「日本の伝統食材『かんぶつ』はスゴイ!」がテーマ。同社社員が講師となり、前半はサンプルの乾物に触れてもらいながらうまみや栄養、保存性、汎用性など乾物の有効性を紹介。後半は実習調理として、「お麩」を使ったラスクづくりを行った。

2時間目は「アクセス乾物乾麺市場開発研究会」(AK研)会員メーカーであるコーセーフーズの社員を講師に迎え、「発酵って何?」をテーマに発酵食品について授業を実施。発酵の力や効能、発酵食品の種類などを学び、その後は漬物に焦点を当てて漬物が出来るまでの過程や産地、ぬか漬けや乳酸菌について資料を使って説明。結びは同社の「手作りぬかどこキット」を使ってぬかどこを作った。

ぬか床づくりにチャレンジ
ぬか床づくりにチャレンジ

日本アクセスでは2014年から流通の過程から食を学ぶ小学生への社会科見学を行っている。食文化を身近に感じてほしいと2014年から料理教室、2018年から乾物を使った食育授業をスタート。小学校5~6年生の家庭科授業内で日本の伝統食材である乾物を使った食育授業を実施している。この小学生を対象とした食育授業は同社の強みである「乾物」をテーマに毎年継続して行っている社会貢献活動の一つ。

食育授業ではAK研と連携し、AK研の会員メーカーと協力して授業で使用する乾物の食材提供や授業の講師として登壇してもらうなど業界一体での取り組みに注力している。

2023年度は同社の設立30周年を記念して初めて全国5か所で実施し、2024年度は規模を拡大し全国5エリア8校での実施を予定している。

「子どもたちに『食』の大切さと日本の伝統食材『乾物』を知ってもらうことでエシカル消費の担い手になってもらいたいとの思いを込めて食育授業を行っている。自分でつくる食の楽しさや乾物の素晴らしさを訴求し、サステナビリティ活動を推進していく」(日本アクセス広報・サステナビリティ推進部)。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点