伊藤忠食品は、韓国初のシングルモルトウイスキー蒸留所・スリーソサエティーズディスラリーが製造するウイスキー「キウォン」など7品の取り扱いを9月下旬から開始している。
スリーソサエティーズは、ソウル市内から車で約1時間の南揚州に2018年に設立された、韓国初のシングルモルトウイスキー蒸留所。山からの湧き水が豊富で寒暖差のある土地は、短期間で高品質なウイスキーの製造に適している。
創設者のブライアン・ドゥ氏はクラフトビール会社設立の経験を有し、マスターディスティラー兼ブレンダーのアンドリュー・シャンド氏は本場スコットランドの数々の蒸留所を渡り歩いた業界経験40年以上の伝説的存在として知られている。
「キウォン」は韓国語で、起因と祈願を意味し、韓国初のシングルモルトウイスキー蒸留所を世界に広めていくスリーソサエティーズの精神を表現している。フラッグシップウイスキーの「キウォン ヴァージンアメリカンオーク」は濃厚なオークの味わいと後引くスパイシーなフレーバーが特長。23年に販売を開始し、24年には世界的なウイスキー品評会で数々の金賞を受賞している。
伊藤忠食品では9月下旬から「キウォン」およびプレミアムジン「ジュンウォン」の取り扱いを開始。百貨店や料飲店を中心に提案を進め、ブランド認知拡大と酒類の新たな価値創造を目指している。
希望小売価格は「キウォン ヴァージンアメリカンオーク」700㎖、税抜1万2000円。「ジュンウォン」700㎖、同5000円。