4.6 C
Tokyo
11.7 C
Osaka
2026 / 03 / 04 水曜日
ログイン
English
流通・飲食物流ヤグチ 自社物流の倉入品強化 2024年問題に対応 「仕入先の集い」で萩原会長が方針

ヤグチ 自社物流の倉入品強化 2024年問題に対応 「仕入先の集い」で萩原会長が方針

ヤグチは9月13日、東京・ロイヤルパークホテルで「2024ヤグチ仕入先様の集い」を開催した。メーカー140社220人が参加。萩原啓太郎ヤグチ会長兼社長が前期の業績概況や物流2024年問題をふまえた今期の取り組み方針を説明した。

前5月期の売上高は869億円。値上げ効果もあり、前年比12%増と伸長した。エリア別では、関東エリアのウエイトが大きいが、「各エリアで売上を伸ばしながら、人口構成に近い水準に持っていきたい」とした。

今期の販売施策は

①自社物流の活用(倉入れ強化)
②VPS商品の販売強化・新ブランド立ち上げ
③人手不足・業務改善の提案

――の3点を挙げた。

「自社物流の強化」では、2024年問題で軒先降ろしや土曜納品、配送ロットの見直しが迫られる中で、ヤグチの自社便を活用し、得意先である二次店への配送体制をサポートする。

具体的には、現在売上構成比の約12%を占める自社の倉入れ品を強化。メーカーのNB品・PB品のほか、ユーザーからの引き合いが多く、在庫しやすい農産缶詰や塩干品、需要が拡大しているパンガシウスや挽肉・豚バラ・ポテト商材など冷凍素材品の取り扱いを拡充。

新たな配送体系のもとで、販売店が仕入れやすい体制を整えるとともに、メーカーにも「ヤグチの自社物流をぜひ活用いただきたい」と協力を呼び掛けた。

自社PBのVPS商品については、「あくまでもメーカーNB品を重点的に販売することに変わりない」としたうえで、NB品では対応できない隙間をPBで補完する方針。

価格訴求型のVPSに加えて、人手不足や利便性などユーザーの課題解決に貢献する新ブランド「YGC」を立ち上げ、11月の見本市で披露する。

そのほか、出荷データのEDI化や、月間6万件の閲覧実績がある業務用食材検索サイト「食材プロ」を活用した商品情報の発信など、デジタルを活用した業務効率化を図り、業務用流通の生産性向上に貢献する考えを示した。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。