9.8 C
Tokyo
14 C
Osaka
2025 / 12 / 20 土曜日
ログイン
English
加工食品菓子米菓の新しい食感を切り開いた「新潟の星」が拡大 ミニパック投入して売場を広げ認知度上昇中 越後製菓

米菓の新しい食感を切り開いた「新潟の星」が拡大 ミニパック投入して売場を広げ認知度上昇中 越後製菓

 越後製菓が「ふんわり名人」に続く定番商品にすべく注力している米菓「新潟の星」の売場が拡大している。

 今春に従来の80gに加えて40gのミニパックを発売したところ、新たにコンビニに導入されたほか、スーパー・量販店・ドラッグストアのレジ横やエンド両側のサイドネット売場を獲得。売場拡大に伴い認知度も上昇している。

 「新潟の星」は、構想30年という歳月を経て2022年11月にテスト販売された。
 その後、店舗で様々なアンケート調査を実施するなどして消費者の声に耳を傾け、大きさや風味を見直し23年9月から「甘から」「青のりしょうゆ」の2品を発売している。

 2品の特徴について「形を少し大きくするなど磨きをかけて米菓の新しい食感を切り拓いたと自負している。最初は歯ごたえがあるのだが、口の中に入れるとほぼ噛まなくても溶けるのが特徴」と星野一郎会長は胸を張る。

 2品とも原料にこだわり、米は新潟県産米のみを使用している。「気持ちとしては、新潟ではなく新潟米(にいがたまい)の星だと位置づけている」と述べる。

 一番の訴求ポイントは、口どけのおいしさ。
 「後引く旨さと食べやすい大きさで、口の中に放り込みやすく、舌でつぶすだけでスッと溶けていく」と説明する。

 溶けやすさは「ふんわり名人」に次ぐ。「ふんわり名人」は口の中ですぐに溶け、「新潟の星」は口の中に入れて5秒くらいで溶けるという。

 星形の形状も特徴。

 大柿麻由営業本部係長は「かわいらしい見た目からSNSとの相性もよく、お客様の反応をダイレクトに感じている。今後も商品の認知拡大ならびに販売促進に注力していきたい」と意欲をのぞかせる。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。