森永乳業は、簡単調理で外食気分が味わえる「クラフト バジルモッツァレラ」の魅力を発信、強化している。開封後お皿に移すだけで手軽なおつまみになるほか、好きな食材と和えて外食気分が楽しめるといった製品特性を伝え、モッツァレラチーズを自宅で食べたことがないノンユーザー層も取り込む狙い。
9月2日の発表会でチーズ事業マーケティング部の佐藤裕之部長は「ちょっとしたアレンジで外食気分が味わえる“秒速イタリアン”をキーワードに、商品のこだわりを伝えていきたい」と意欲を示した。
マーケティング担当の伊佐地祐子氏は、今年25周年を迎えた「クラフト モッツァレラ」ブランドが支持される理由として、機能的価値と情緒的価値の2つを挙げる。
機能的価値として、北海道産生乳100%使用のミルク感、もちもち食感、クセのない味わいで幅広いアレンジが楽しめる点がある。「近年アレンジレシピが好評で売上を伸ばしている。外食のようなちょっとした贅沢感や特別感を味わいたい30~40代の支持が高い」(同)。情緒的価値としては、食卓映えする色やご褒美感などを挙げた。
同社モッツァレラチーズのなかでも、味付きで手軽な「クラフト バジルモッツァレラ」は、「トマトと和えるだけでお洒落な一品になる」「食卓にあるだけで華やかになる」などアレンジを楽しむ人が多く、晩酌やイベント時、夕食のもう1品などで活用されている。
さらなる市場拡大に向けて、今秋から「クラフト バジルモッツァレラ」のパッケージで「秒速イタリアン」「あえるだけアレンジ」「外食気分・イタリアン」の表現を強化したほか、和える食材で様々な楽しみ方ができることをHP上で発信している。
発表会当日は、俳優のオダギリジョーさんが数秒だけの広告契約「“秒”契約」を締結し、限られた時間のなかで秒速レシピ3品を披露。“秒速イタリアン”を叶える製品特性を、文字通りわずかな時間でアピールした。