11.8 C
Tokyo
8.9 C
Osaka
2025 / 12 / 31 水曜日
ログイン
English
加工食品乳製品・アイスクリーム「オイコス」「ビオ」戦略強化 “高吸収”や“善玉菌”の文言強調 ダノンジャパン

「オイコス」「ビオ」戦略強化 “高吸収”や“善玉菌”の文言強調 ダノンジャパン

ダノンジャパンは、「ダノン オイコス」「ダノン ビオ」のコミュニケーション戦略を強化している。8月からそれぞれのシリーズを、製品特性である「高吸収タンパク質」と「善玉菌パワー」の文言を追加したパッケージに統一。店頭POPやTVCMも一新し、売場での存在感を発揮していく。

直近の動きとして、今春に初のドリンクタイプ「ダノン オイコス プロテインドリンク 高吸収タンパク質18g脂肪0砂糖不使用CACAO」「同VANILLA」を発売した。今年4~6月までの累計販売数量は目標の約5倍まで拡大し、販売開始以降も売上が極めて好調なことから「消費者がタンパク質の『質』を重視していることが分かった」(同社)としている。8月からすべてに「高吸収タンパク質」の文言を追加し、TVCMの放映も併せて提案を強化している。

「ダノン ビオ 洋梨&マスカット」(秋期限定)
「ダノン ビオ 洋梨&マスカット」(秋期限定)

「ダノン ビオ」は、2023年に実施した「ダノン ビオ」プレーンシリーズのリニューアルが奏功した。

ここでは善玉菌の栄養源となるガラクトオリゴ糖を新たに配合し、「善玉菌パワープラス」のフレーズを用いたパッケージへの刷新やTVCMの放映などを行った結果、「『ダノン ビオ』全体の売上とマーケットシェアが大きく成長し、リニューアル以降10か月連続で二ケタの売上成長を記録した」。8月からは、フルーツフレーバーを含むすべての「ダノン ビオ」に「善玉菌パワー」の文言を記載し、ブランド全体で訴求ポイントを発信・強化している。

ヨーグルト市場について同社は、「機能性を訴求したヨーグルト・乳酸菌飲料の市場シェアが成長を続けている背景に、腸活トレンドの高まりがある」と捉えている。一方で「腸活市場の盛り上がりに伴い、様々な効能を訴求する製品が増えたことで、消費者の製品選択が困難になっている」ことから、今後も消費者に伝わりやすいコミュニケーションを強化していく構え。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。