9.8 C
Tokyo
12 C
Osaka
2025 / 12 / 19 金曜日
ログイン
English
飲料系酒類安心院ワイン高品質示す JWC2024で各賞を受賞 三和酒類

安心院ワイン高品質示す JWC2024で各賞を受賞 三和酒類

三和酒類(本社・大分県宇佐市、西和紀社長)が運営する安心院葡萄酒工房(大分県宇佐市、古屋浩二工房長)で醸造された「安心院ワイン シャルドネリザーブ2023」は、「日本ワインコンクール(JWC=Japan WineCompetition)2024」において最上位の賞となる「グランドゴールド賞」を受賞した。

この賞は同コンクールの開催20回目を記念して新設されたもので、今年出品された941品のワインの中から2品が選出された。

同じく「安心院スパークリングワイン 2022」が「金賞」とスパークリングワイン部門の部門最高賞(部門最高賞は今回で8度目)を受賞した。その他9アイテム(合計11アイテム)が入賞し、安心院ワインの品質の高さを示す形となった。「安心院ワイン シャルドネリザーブ 2023」は完熟した良質のシャルドネを使用。新樽で樽発酵・樽貯蔵を行っているワイン。一方の「安心院スパークリングワイン 2022」は安心院産の白ぶどうシャルドネを原料に、「瓶内2次発酵」の製法を用いて醸した辛口スパークリングワイン。

古屋浩二氏
古屋浩二氏

JWCは国産ぶどうを100%使用した日本ワインを対象としたワインのコンペティション。日本ワインの品質や知名度の向上を図るべくそれぞれの産地のイメージと日本ワインの個性や地位を高めることを目的としている。審査会はワイン専門家やワインジャーナリスト、ワイン業界の有識者、各産地から推薦されたワイン醸造家など30人の審査員による官能審査をもとに、視覚、香り、味、ハーモニーなどの項目について100点満点で採点される。

今年は過去最多の全国35都道府県から161のワイナリーが計941品のワインを出品。2品のグランドゴールド賞、36品の金賞、125品の銀賞、196品の銅賞が選出された。さらに出品数が5品以上あった部門の銀賞以上のワインの中から最高得点のワインに部門最高賞が贈られた。

古屋浩二安心院葡萄酒工房工房長兼ヴィンヤードマネージャーは「ぶどうの品質をさらに上げるため土壌の排水性の向上や樹勢管理の徹底など、ぶどうの熟度を上げる取り組みが今回の賞受賞につながっている。ぶどうの品質向上に向けて今後も安心院町がぶどう産地でありワインの銘醸地であることを日本のみならず世界中に伝えていく」とコメントしている。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。