大阪府食品卸同業会は6月26日、帝国ホテル大阪で令和5年度定時総会を開いた。
緒方学会長(伊藤忠食品西日本営業本部長)は「ちょうど1年前、コロナが5類に移行し、新生活が始まるという話をした。そのことを好機と捉え、前期は正会員向けの勉強会を3回開いた。今年度も誰一人取り残さないことをテーマに、勉強会や研修会を開き交流を深めたい。大阪では開催まで290日となった万博、28年度にはIRの開業とビッグイベントが目白押しだ。正会員と賛助会員が一緒になって、このチャンスに乗り遅れないように頑張ろう」と呼びかけた。
会では前年に続き3回の勉強会と実務研修会、懇親ゴルフなどを実施する今期の活動計画が承認された。
総会に続いて、日本加工食品卸協会の時岡肯平専務理事が登壇し、三層が物流に関し議論するFSP(フードサプライチェーン・サステナビリティ・プロジェクト)会議などの活動について報告。「物流と情報において、協調する分野が広がっている」と力を込めた。
なお、メーカーを代表しあいさつしたオタフクソース大阪支店の島原由里子支店長は「食品流通は卸の力添えがあり、持続可能な価格設定が進んでいる。価格に見合った価値を提供するためには、モノづくりやサービスにおける磨きこみが重要だ」と述べた。