18.5 C
Tokyo
16.5 C
Osaka
2025 / 11 / 03 月曜日
English
飲料系酒類カクヤス オリジナル品拡充へ初のビールを発売 高コスパ商品で需要獲得狙う
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

カクヤス オリジナル品拡充へ初のビールを発売 高コスパ商品で需要獲得狙う

酒販チェーン「なんでも酒やカクヤス」を展開するカクヤスは、オリジナル商品の開発を加速。PB「Kprice(ケープライス)」から、初のビール商品を発売する。

「物価上昇や円安を背景に、安定的な商品確保が困難になってきている。コスパの高い商品で魅力を伝え、利益率をアップしたい」。6月28日の発表会で、同社マーケティング部の荒川友希氏が説明した。

九州エリアへの販路拡大、個人飲食店向けや家庭用販売の広がりなど同社の体制も整ってきたことから、オリジナル商品の開発を加速させイニシアチブをとる考えだという。

7月中旬に発売するのは、厳選素材を使用したプレミアムビール「PUREMIUM PROOST」(330㎖、税込185円/輸入:藤浦産業)。ベルギー産麦芽とドイツ産ホップを使用してベトナムで生産された、100%長期低温熟成のラガービールだ。WEB注文による宅配および店頭で販売する。

発表会で金子大介氏
発表会で金子大介氏

「23年10月に酒税率の改正があり、ビール酒税が引き下げられた。26年にも再度の引き下げが予定され、ビールカテゴリーの拡充が重要になっている」(商品企画部開発課 金子大介氏)とみて、値ごろ感ある製品で顧客ニーズに応える。

「Kprice」からはこのほか、ウイスキー「810(ハチイチマル)」(700㎖、税込1千738円)を6月1日に発売している。

昨今の値上げとウイスキー需要増加による供給課題を解決するため、値ごろ感ある商品を安定供給するために開発した。モルトの豊かな風味とグレーンの甘み、フルーティーさのバランスが特長。ハイボールに最適な爽快感ある味わいで、食中シーンの獲得を狙う。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点