伊藤園は、週末の6月29日と30日を中心に全国約400店舗で「お~いお茶」の夏場の需要喚起を図るべく「氷水出し大茶会」を開催している。
需要喚起の対象商品は、インスタントやティーバッグの簡便商品をはじめ、お茶の価値を伝えるべく国産一番茶100%のリーフ商品。どれも夏に好適な氷水出しの飲み方で提案している。
イオンレイクタウンKaze(埼玉県越谷市)1階の光の広場と隣接するマルエツ越谷レイクタウン店では大規模に展開。初日の29日は、伊藤園ティーテイスター(社員)30人以上が店頭に立ち様々な企画が実施された。30日にも実施される。
会場には「お~いお茶グローバルアンバサダー」の大谷翔平選手の等身大パネル撮影コーナーも設営し、初の試みとしてロボットティーテイスター(配膳ロボット)が巡回。
そのほか、実演笑売士主催のじゃんけん大会や商品購入でオリジナルグッズがプレゼントされる巨大ガチャ企画が行われた。
この日、同会場で取材に応じた小林哲也マーケティング本部販売促進部部長は「大茶会は、とにかく多くの方に飲んでいただくのが一番の目的。10月1日の『日本茶の日』はお茶の需要期に差し掛かるためお湯で入れたお茶をベースにし、夏場は氷水出しをベースにしている」と語る。
全国的に水出し緑茶の認知が低いことから、様々な体験の場を設け、参加者が気づきを得られるようにしていく。
「水出しは、お茶処では当たり前に飲まれているが、一般の方からすると馴染みがない飲み方となる。しかし一度飲んでいただくと多くの方から“おいしい”とのお声をいただくことから新たな需要創出につながると考えている」と述べる。
同会場では、伊藤園ティーテイスターによる“氷水出し茶のふるまい”を実施。
機能性表示食品「一番摘み お~いお茶1200」と今年3月に発売開始した高級茶葉の新シリーズ「氷水出しティーバッグ 贅沢なお~いお茶」を氷水出しで試飲できるようにした。
“氷水出し茶レンジコーナー”と題し、来場者に急須や「ふるふるボトル」を使った氷水出しのお茶づくりの体験も促した。