9.9 C
Tokyo
6.9 C
Osaka
2025 / 11 / 04 火曜日
English
農水畜産業食肉「みかわ牛」PRに愛知・大村知事の名刺活用 銘柄推進協議会が表敬訪問で謝意 みそすき焼きの試食も
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

「みかわ牛」PRに愛知・大村知事の名刺活用 銘柄推進協議会が表敬訪問で謝意 みそすき焼きの試食も

愛知県産ブランド和牛「みかわ牛」の認知向上と消費拡大を目指す「みかわ牛銘柄推進協議会」(以下協議会)が6月3日、同協議会の名誉会長を務める大村秀章愛知県知事を訪問した。

県では2011年度から、知事の名刺を活用した県産農林水産物のPRを行っており、この6~7月は「みかわ牛」が対象となっている。協議会は、知事の活動協力に対して謝意を伝えるとともに、近況を報告。また「みかわ牛」を使った試食も用意した。

同日、愛知県公館を訪れたのは、協議会の中野修会長(JAあいち経済連常務理事)、杉本達哉副会長(名古屋食肉市場買参事業協同組合理事長)、小栗道政理事(みかわ牛出荷者協議会会長)、鈴木義正事務局長(JAあいち経済連畜産部長)の4人。

中野会長は、「みかわ牛協議会を設立して4年になるが、様々な場面で名誉会長としてご協力ご支援いただいていること、名刺PRと合わせてお礼申し上げる」とあいさつ。

大村知事も「昨年7月の大相撲名古屋場所では、優勝した関脇・豊昇龍関にみかわ牛をかたどった優勝トロフィーとみかわ牛ロース1頭分をお贈りした。今年度も引き続き関係各方面の皆さんと連携しながら、みかわ牛のブランド強化に向けて取り組んでいきたい」と応えた。

試食では、「みかわ牛」の肩ロース肉を使ったみそすき焼きが提供された。これは、地元醸造メーカー中利、半田の老舗料亭「古扇楼」、オグリ牧場の三者が新たな地元名産品として考案したもの。名古屋コーチンの卵を添え、ご飯は愛知県産ブランド米「愛ひとつぶ」を使用。大村知事も「みそ味がマッチしてとても美味しい」と太鼓判を押した。試食後には、記念品の贈呈と記念撮影が執り行われた。

「みかわ牛」は、県内で生産された黒毛和牛の中から肉質などで厳選されたブランド和牛。20年に和牛肥育農家、食肉業者、食肉販売店、行政などで設立した「みかわ牛銘柄推進協議会」が中心となってブランド力の強化を図っている。生産農家は約60戸。生産頭数は年間約2千800頭を数える。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点