大塚製薬は8日、エジプト子会社を通じて炭酸栄養ドリンク「オロナミンCドリンク」のエジプトでの販売を開始したことを明らかにした。
4月からエジプト国内の一部店舗で販売開始し5月から通販とともにSNSを中心としたコミュニケーションを展開している。
人口増と健康意識の高い国民性に着目した動き。
国民性については「家族を大事にするお国柄」(大塚製薬)との見方からも、家族で飲む健康飲料として親しまれているとされる「オロナミンCドリンク」との親和性を見込む。
「オロナミンCドリンク」はエジプトの国家食品安全庁(NFSA)で栄養機能を強化した飲料カテゴリーに登録。
全ての食品飲料はNFSA に登録をする必要があり、製品特長により各カテゴリーに振り分けられる。
エジプトの子会社はアラブ大塚ニュートラシューティカルズ社(AON)。23年5月に設立され、「オロナミンCドリンク」がAON第一号商品となる。
「オロナミンCドリンク」は 1985 年、中東エリアで販売を開始。
以降、健康意識の高まりに対応して展開エリアを拡大。現在、以下の10以上のエリアと地域で展開している。
日本・アラブ首長国連邦・クウェート・バーレーン・オマーン・カタール・韓国・香港・インドネシア・中国本土・エジプト。