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飲料系飲料熱中症リスク春から高まる恐れ 日ごとの寒暖差が身体に負担 「GREEN DA・KA・RA」5月から対策売場・実施店舗数1.5倍計画

熱中症リスク春から高まる恐れ 日ごとの寒暖差が身体に負担 「GREEN DA・KA・RA」5月から対策売場・実施店舗数1.5倍計画

 サントリー食品インターナショナルは「GREEN DA・KA・RA」ブランドで熱中症リスクの早期化に合わせて、熱中症対策と水分補給を啓発する店頭活動を例年より2ヵ月前倒して5月から展開する。

 店頭活動は、「GREEN DA・KA・RA」本体と「GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶」の基幹商品を中心とする「GREEN DA・KA・RA」ブランド商品を啓発POPとともに大陳する売場づくりを意味する。

 スーパー・量販店3000店で売場づくりを計画。その数は昨年の1.5倍に上る。

 売場づくりの商談状況について、4月9日発表した井島隆信SBFジャパンブランドマーケティング本部課長は「当社の営業から好感触と聞いている。流通様も世の中の関心ごとにどう対応されるかを考えられていると推察する」と語る。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)

 熱中症リスク早期化の背景の1つに、2024年4-6月の3ヵ月の平均気温が全国的に平年より高くなるという気象庁の発表を挙げる。

 井島課長は気象予報士・多胡安那氏のコメントを引き「暑さに身体が慣れることを暑熱順化と言うが、寒い冬から急に暑くなると体温調整機能が順応できなくなる。春は、毎日暑い夏とは異なり、日ごとの寒暖差が大きく身体に負担がかかる」と説明する。

 総務省の「熱中症による救急搬送人員の年別推移」によると、熱中症罹患者数は23年、18年に次ぐ過去2番目の多さを記録した。

 環境省は熱中症のさらなる注意喚起に向けて、4月24日から熱中症特別警戒アラートを新設。これは、暑さ指数(WBGT)33以上で発表される熱中症警戒アラートを一段階引き上げた指標で、WBGT35以上で発表される。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社) 「GREEN DA・KA・RA」本体と「GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶」は4月16日にリニューアル発売される。

 店頭では「GREEN DA・KA・RA」本体で熱中症対策、「GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶」で水分補給をそれぞれ訴求していく。

 店頭活動を開始する5月をめどに、草彅剛さん扮する“やさしいマン”のTVCMを放映開始する。TVCMでは「GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶」を訴求する。

 五十嵐優智SBFジャパン商品開発部主幹は、水分出納(すいとう)の考え方を紹介。
 「水分を失っている実感がない呼吸や皮膚からの蒸発で失う水分を不感蒸泄(ふかんじょうせつ)と言い、不感蒸泄でだいたい1日1L程度の水分を排出している」と語り、発汗で水分を失う場合にはプラスアルファ―で水分補給が必要であるとした。

 発汗の速さで汗に含まれる塩分組成が異なることにも触れる。
 不感蒸泄や汗をかく速さが緩やかな状態は、汗中のナトリウムが“ない”か“少ない”状態となり「GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶」などの無糖茶飲料が対応。一方、汗をかく速さが速い状態は、汗中のナトリウムが“多い”状態となり「GREEN DA・KA・RA」本体などが対応する。

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