業務用植物たんぱく「ソイルプロ」に冷凍スライス 豚バラ肉の代替に

ニップンは3月1日、業務用冷凍食品として植物性たんぱく素材「ソイルプロ冷凍スライスタイプ白 5㎏」を発売した。IQF凍結の大容量5㎏タイプのため食品工場での使用に適している。食品メーカーや調理ベンダー、セントラルキッチンを持つ外食業態が主なターゲット。生姜焼きや野菜炒めで肉の代わりに使用することで、よりヘルシーなメニューを実現する。

「ソイルプロ」は大豆をベースに豆腐の加工技術を応用し、おいしさにこだわったプラントベースフード。弾力のある食感とくせのない風味を特徴としている。20年10月には第1弾として「そぼろタイプ」(チルド)を発売した。今回発売したのは豚バラ肉のようなほどよい厚みをもたせたスライスタイプ。製法は特許出願中。スライスタイプの開発は着想から約3年を要し、効率的かつ大量生産を可能とする機器や原料配合の工夫などの調整を重ね完成した。

2月1日からは食品工場向けの冷凍そぼろ(白、茶。各10㎏)の販売も進めており、冷凍スライスタイプの発売で「ソイルプロ」は6品になった。