オイシックス・ラ・大地(東京都品川区、高島宏平社長)は、11月に新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(BC)(新潟県新潟市、池田拓史社長)のメーンスポンサーとなり、新球団「オイシックス新潟アルビレックスBC」を誕生させる。
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独立リーグ「ルートインBCリーグ」に加盟している新潟アルビレックスBCは、今年7月に日本野球機構(NPB)ファームリーグへの参加を申請し、9月に新規参加が内定した。
オイシックス・ラ・大地は10月に同社と資本提携を締結し、11月からメーンスポンサーとして5年契約のネーミングライツを取得、球団名を「オイシックス新潟アルビレックスBC」に改める。12月末までに球団株式を取得し、来年1月には高島社長が会長に就任してNSGグループとの共同経営体制に移行する。
高島社長は10月26日の新球団名発表会で「プロ野球は最も人気の高いスポーツ。今回の提携はまだまだ偏りのあるOisixブランドの認知向上につながる。新潟とは、同県産の食材を多数販売していることや、『大地の芸術祭の里』とのコラボパッケージ、そして池田弘NSG会長から創業時に出資いただいたことなど、深い縁がある。新潟の活性化に貢献したい」と語り、新球団の目標に「2026年までに日本代表選手を輩出すること」を掲げた。
池田社長は「今回のスポンサードで目標とする事業規模6億円に近づいた。3社による安定した球団経営を一日でも早く構築したい」と述べ、続投が決定した橋上秀樹監督は「新たな目標実現に向け、高いレベルの野球を目指す」と意気込む。