6.2 C
Tokyo
4.5 C
Osaka
2026 / 02 / 21 土曜日
ログイン
English
トップニュース餃子計画「創業の味 生餃子」 市販用の開拓を本格化
KNOWLEDGE WORK 20260303

餃子計画「創業の味 生餃子」 市販用の開拓を本格化

餃子計画(本社・東京都港区)は、23年秋から市販用の冷凍食品「創業の味 生餃子」を本格販売している。大阪発祥の業務用餃子で一目置かれている同社だが、新たな市場開拓に乗り出した格好だ。本紙の取材に西田高裕営業部長は「今後は市販用の売上を拡大し、構成比を5割以上(現行3割)に高めていく」と意気込みを語った。

「創業の味 生餃子」は、安心・安全でおいしい餃子を追求した創業者(故人)のこだわりが詰まっている。国産豚肉・国産野菜を主原料に、にんにくは国内最高級品種の青森産「福地ホワイト六片種」を使用。鹿児島の「黒酒(灰持酒・あくもちざけ)」を加え旨みをアップさせていることもポイント。そして、おいしさを感じやすい薄皮で餡を包み、生のまますぐに急速冷凍。加熱は調理時の1回だけのため専門店で食べるようなジューシーで新鮮な味わいが楽しめる。味香り戦略研究所の分析結果によると「先味のインパクトが強い」「素材感と複雑な旨味」「ジューシーさが強い」などの評価を得た。

容量は1kgと650gの2種類。店頭の想定売価(税別)は「生餃子 1kg」(20g×50個入)が1千180円、「同ひとくち小粒 650g」(13g×50個入)が880円。製造は国内4拠点のうち大阪工場。

餃子計画 生餃子

「生餃子」は、これまで一部会員制の大型スーパーで販売してきたものの、ほぼ業務用に特化してきた。市販用へ広く展開するにあたり、パッケージデザインを一新。5~6月にかけて発売し、今秋のシーズンインが本格導入のタイミングとなった。西田部長は「まずはスーパーなど約2千店舗にご採用いただけた。昨今は価格が少し高くてもおいしい商品へのニーズが高まっており順調なスタートを切ることができた」と手応えを語る。

市販品の開発にあたっては19年に韓国・CJグループ入りした効果も大きい。デザインや外部へのアプローチなど、主にマーケティング面でバックアップを得ている。

現在はより多くの生活者においしさを実感してもらうべく、全国各地のスーパーなどで試食販売を実施。営業スタッフが店頭に立ち、こだわりを直接アピールしている。「今まで食べた冷凍餃子と違う」「青森産の高級にんにくを使ってこの値段なら安い」などの反応があったという。

西田部長は「『安心・安全・美味しい餃子を世に広めたい』という当社のDNAが開花しつつある。商品価値を地道に伝えていきたい。今後は業務用の売上を維持しながら、市販用の拡大を加速させる」と話す。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。