「C1000」日常生活のシーン訴求で巻き返しを図る 「ビタミンレモンクエン酸」と「ビタミンレモンゼリー」が牽引

 ハウスウェルネスフーズの「C1000」ブランドは競争激化で近年足踏みしていたが、昨年10月以降、日常生活におけるシーン訴求で巻き返しを図っている。

 藤堂真人事業開発二部グループマネージャーは「飲用頻度と購入頻度を高めて頂くるために、C1000ビタミンレモンが良く飲まれるお風呂上りにフォーカスし、現在は6本パックにお風呂上りを想起させるようなデザインを施し、景品付き企画として入浴剤をつけ展開。直近の12月と1月は、前年並みのレベルにまで回復してきている」と語る。

 「C1000」ブランドの中で元気なのが、ドリンクの「ビタミンレモンクエン酸」とゼリー飲料の「ビタミンレモンゼリー」で今期(3月期)着地見込みは「ビタミンレモンクエン酸」が13%増、「ビタミンレモンゼリー」が23%増となっている。

 「ビタミンレモンクエン酸」の好調には、コロナ禍の漫然とした疲れが背景にあると指摘。「自宅で仕事をしていても、身体の疲れ以外に何となくメンタル的にも疲れを感じられるようになり、心身のリフレッシュしたいニーズが高まっている。これに対応できたことが大きい」とみている。

 「C1000」ブランドの来期重点施策は引き続き「ビタミンレモンクエン酸」顧客接点の拡大となる。ゼリー飲料市場の拡大の波に乗る「ビタミンレモンゼリー」は引き続き「PERFECT VITAMIN 1日分のビタミン ゼリー」シリーズとともに提案していく。