フジッコは17日、神戸市の本社に8組・16人の親子を招き、「獲れたて新豆を味わう会」を開いた。
10月に兵庫県丹波篠山市で自分たちが収穫した黒さや(枝豆)から丹波黒の新豆を外し、それらを使い大福餅や黒豆茶を調理。
神戸ポートピアホテルの北原省吾和食総括料理長による実演や、同ホテルの松岡大輔統括支配人が指導するテーブルマナー教室も行われ、参加した親子はナプキンや箸の使い方、お椀の蓋の正しい開け方について興味深そうに聞いていた。
また、フジッコの社員による豆の授業では、丹波黒が通常の豆より約3倍の大きさであること、黒豆になるまで100日ほどかかり育てるのが大変なため「苦労豆」と呼ばれることなどを学んだ。
同社では「こうした体験を通じ食文化の継承を進め、自然の恵みに感謝する心を育んでもらいたい」としている。