ぐるなび総研は、今年の日本の世相を反映し象徴する食として、9回目となる「今年の一皿」に「冷凍グルメ」を選出した。
記者発表会で滝久雄社長から日本冷凍食品協会の三浦佳子広報部長に記念品が贈呈され、「冷凍食品は製造・保管・輸送など多くの方が携わって流通している。また日頃からたくさんの生活者や外食産業の皆さまに活用していただいている。すべての方々に感謝を申し上げたい」(三浦部長)などと喜びを語った。
選定理由は
①コロナ禍で飲食店への急速冷凍機の導入が加速し、レストランのメニューをそのまま再現した冷凍グルメが誕生
②食店でオリジナルの冷凍食品の開発が進みバリエーションが豊富になり、店頭や自販機など購入方法も多様化し消費者から支持を得た
③保存性やフードロス削減の観点でも社会変化に対する柔軟性が高く、今後の日本の食文化においてより一層不可欠な存在になると考えられる
――の3点だった。
なお、今年のノミネートワードは「冷凍グルメ」のほか「ガチ中華」「乳酸菌飲料」「プラントベースフード」。「乳酸菌飲料」は、睡眠の質改善・ストレス緩和などをうたった商品が大きな話題になったことから特別賞に選定された。