ファミリーマートは、堀江貴文氏と浜田寿人シェフが手がける会員制和牛専門店「WAGYUMAFIA(ワギュウマフィア)」とのコラボレーションを拡大し10月25日から「WAGYUMAFIA」監修のポテトチップスとハイボールを全国で数量限定発売している。
WAGYUMAFIAの目的はブランド露出にある。
10月24日発表した堀江貴文氏は「WAGYUMAFIAは和牛を中心にグローバルで展開しているラグジュアリーブランド。コラボ商品はどちらかというと大衆向けの商品で、コラボ商品が店舗に並ぶことで我々のブランドを訴求する。利益よりも完全にPRのためで、個人的にはポテチをつくりたいという気持ちが大きい」と説明する。
ポテトチップスは「ポテトチップスULTRA GARLIC」の商品名で昨年10月の数量限定発売に続き2年目の展開。今回は内容量を増やして税別175円で発売する。
昨年の展開では、発売週のポテトチップス売上ランキングで1位を記録するなど好評を博して完売した。
ブランドの手応えについて堀江氏は「WAGYUMAFIAが意外に知られていて、WAGYUMAFIAの商品として買ってもらえたことに感動した。コラボ商品は100円台と一番安く買えるWAGYUMAFIAの商品で、気軽に買えるプロダクトがあれば買ってもらえたのが嬉しかった」と振り返る。
今年、さらなるブランド露出を図るべく、ポテトチップスに合う味として一から開発されたのがハイボール「ULTRA HIGHBALL」(税別228円)。
「ポテトチップスULTRA GARLIC」と同数用意し「基本的に両方買っていただいて一緒に召し上がっていただくことを想定している」と語るのはファミリーマートの足立光エグゼクティブ・ディレクターCMO兼マーケティング本部長。
ファミリーマートとしては話題化と売上拡大がコラボ商品の目的。
「昨年から掲げている5つの方向性の3番目が“「あなた」のうれしい”で、昨年売れたことから間違いなくファンの皆様がおられ、今回も話題化してファミリーマートに来ていただく理由をつくることがポイント。売上げに関しても記録更新を狙う」(足立氏)と意欲をのぞかせる。
コラボ商品のパッケージは、白を基調に情報を極力削ぎ落しWAGYUMAFIAのロゴは控えめにあしらわれている。
この狙いについて浜田シェフは「パッケージでブランドを全面に出すよりもコンセプトを面白がっていただくことが重要」と述べる。