日本初3つの機能性卵 限定カフェで食べ比べも 日本農産工業

日本農産工業は9月から、日本初(同社調べ、22年6月時点)となる3つの機能性を表示する機能性表示食品の鶏卵「三ツ星たまご」(赤卵6個入、希望小売価格税込289円)を関東・東北のSMなどで新発売するのに合わせ、カフェレストラン「SUZU CAFE」とコラボした「TAMAGO WO ERABOU CAFE」を神宮前店・神南店の2店舗、17~30日の期間限定でオープンした。

「三ツ星たまご」の届出表示は〈本品にはDHA・EPAが含まれます。DHA・EPAには血中の中性脂肪を低下させることが報告されています。DHA480㎎を摂取すると中高年の方の加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力(数字等の情報を記憶し思い出す力)、判断力(数字・文字等の情報を認識し次の行動に移す力)を維持することが報告されています。本品2個摂取で記憶力、判断力の機能性が報告されている一日当たりの機能性関与成分の量の52%を摂取できます〉。

イワシやマグロなどDHA・EPAが豊富な魚のオイルを抽出したものを鶏の餌とし、生鮮食品ならではの品質管理などの課題からおよそ5年越しでの発売となった。

店内の様子(TAMAGO WO ERABOU CAFE) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
店内の様子(TAMAGO WO ERABOU CAFE)

カフェのオープン発表会で、岡本康治代表取締役は「50年近く飼料にこだわった特徴ある卵を発売していて感じるのは、日本人は卵の消費が多いにもかかわらず卵にこだわりを持っている人が少ない。卵にも特徴がありシチュエーションや好みによって選べるものと知ってもらい、少しでも多くの人にこだわりを持ってほしい」と述べた。

カフェでは「三ツ星たまご」のほか、一般的な卵の3.5倍のコクをうたう「ヨード卵・光」、鮮やかな黄身色が特徴の「茜美人」を使用したメニューを5品用意。メレンゲ状の卵白を使用しふわふわに仕上げ、好みの卵黄を選べる新感覚の卵かけごはん「たまごをえらぼうTKG」(税込600円)、「たまごの違いを楽しむエスニックおかゆ」(同1千100円)、「コク3.5倍ヨード卵・光プリンと定番プリンの食べ比べ」(同680円)など、いずれも鶏の飼料にこだわった鶏卵商品を長年製造してきた同社独自の卵を比較できるメニューとなっている。

「ヨード卵・光」を使用した商品を扱うECサイトもオープンしている。