日清ヨークは主力商品の「ピルクル」から新たに、睡眠の質を改善し疲労感を軽減する機能性表示食品「ピルクル ミラクルケア」(65㎖×8、オープン価格)を9月26日に全国で、同(195㎖、希望小売価格税別119円)を10月11日に全国のCVSで発売する。人気芸人「錦鯉」を起用したWebCMを公開予定。
届出表示は「本品には乳酸菌NY1301株が含まれるので、睡眠の質を改善することにより日常生活の疲労感を軽減する機能があります。さらに、乳酸菌NY1301株には腸内環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ機能があることが報告されています」。
サイズはマルチパックで65㎖/1本、実勢売価は320円前後を想定し、既存品の「ピルクル400」よりもカロリーを抑えたスッキリとした味わいにするなど、毎日続けやすい点を重視した。売上目標は30億円。
前田健二社長は発表会で、コロナ禍を背景に生活様式の変化で睡眠・疲労改善へのニーズが高まったとし、「21年のピルクル400発売以降ブランドは急成長した。飽和状態の市場が多いなか他社商品のヒットもあり、乳酸菌飲料市場が急速に拡大し注目されている。今後も進化を続けるピルクルにぜひ期待してほしい」と述べた。「ピルクル」は01年に初めて「特定保健用食品」として認可され、6年連続で過去最高売上を更新している。今後も機能性表示食品を含め特徴的な商品を続々と展開し、存在感を高めていく姿勢だ。
「ピルクル ミラクルケア」は疲労改善意識の高い30~40代男女がメーンターゲット。乳酸菌は「ピルクル400」と同様に腸内環境改善に効果があるとされる「NY1301株」を使用しているが、今回新たに脳と腸が密接な関係にあるとする“脳腸相関”に着目し、乳酸菌の配合を400億個から600億個に増やした。同商品を4週間以上継続的に摂取することで、疲労感の改善や睡眠の質の改善が期待できる。