ポッカサッポロフード&ビバレッジは、日常の健康や美容のためにプロテイン(たんぱく質)を摂る動きに着目して、大豆プロテインが摂れる植物性ヨーグルトを開発した。
プランツミルク事業の柱の1つと位置付けられる植物性ヨーグルトの領域拡大が目的。
14日発表した武田真一郎レモン・プランツミルク事業本部プランツミルク事業部長は「多様なニーズに応えていくことで幹を太くし市場を創造していく」と意欲をのぞかせる。
大豆プロテインが摂れる植物性ヨーグルトは、基幹商品「SOYBIO(ソイビオ)」の成長の一環で開発された。
「SOYBIO豆乳ヨーグルト SOYPROTEIN」シリーズを新たに立ち上げ「プレーン加糖」と「アロエ」の100gカップ2品を26日に新発売する。
2品とも植物性プロテインと植物性ヨーグルトの業界初と思われる組み合わせが特徴で「1個に大豆プロテイン8gが入っているほか、乳酸菌とイソフラボンもとれて低脂肪でコレステロールゼロとし女性にうれしい要素を詰め込んだ」と小笠原千春レモン・プランツミルク事業本部プランツミルク事業部商品戦略グループリーダーは胸を張る。
プロテイン市場が近年急成長を遂げていることとライトユーザーの拡大に商機を見出す。
「プロテインの摂取意向が高まり、日常的にプロテインを摂ることの大切さが一般の生活者の中にも意識づけられている。プロテインと言えば、昔は筋肉増強として摂られていたが、今は日常の中で健康のために摂取される。特に女性においては素敵なカラダづくりとして積極的に摂られるようになり一般化している」との見方を示す。
ヨーグルト市場が前年割れする中、プロテインヨーグルトが拡大している点にも触れ、植物性プロテインが動物性プロテインと一線を画している点にも勝算を見込む。
植物性プロテイン特徴について「余分なものがなくてヘルシー。吸収率が遅くおなかに貯まるためダイエットにも効果的と言われる。牛乳(動物性)のプロテインと比較しても体内で生成できない必須アミノ酸がバランスよく含まれている」と説明する。
ターゲット層は健康と美容に関心を持つ20‐40代女性。
「『SOYBIO豆乳ヨーグルトプレーン無糖』(400gカップ)のユーザーは40代以上の女性が多く、我々としては新たなチャレンジであり非常に可能性を感じている」と語る。