すり身製品・冷食など8月から再値上げ 日本水産

日本水産は8月1日納品分から、家庭用すり身製品、家庭用冷凍食品、業務用冷凍食品の出荷価格を改定する。同商品群の価格改定は2月の改定と合わせて今年2度目。

家庭用すり身製品は、ちくわ・かに風味かまぼこなどの練り製品、フィッシュソーセージ類、チーズかまぼこ類56品を出荷価格で約5~20%引き上げ。家庭用冷凍食品は弁当惣菜類・惣菜類・麺類・スナック類・米飯類・冷凍野菜・水産品82品を約6~20%引き上げ。また、業務用冷凍食品については水産揚げ物類・チキン加工品・コロッケ類・すり身製品・その他調理品など290品を約5~28%引き上げ。

原材料の価格高騰や国内外での人件費の増加、原油価格高騰に伴う物流費などの上昇が慢性化していることを受けての措置となる。

また、2月に実施した改定幅を上回るコスト上昇、急激な為替変動、北米におけるスケソウダラ漁獲枠の大幅減少に伴うすり身価格の高騰で「企業努力により現在の商品の量目と価格を維持して商品の供給を継続していくことが極めて難しい状況」であることから改定を決定した。