韓国「ダルゴナコーヒー」SNSで話題、大手メーカーも発信 「400回かき混ぜ」不要レシピも

SNSで話題となっている韓国発祥のダルゴナコーヒー(タルゴナコーヒー)に大手メーカーも着目し、ツイッターなどで発信している。

コーヒーの上にミルクフォームを乗せたのがカフェラテであるのに対し、ダルゴナコーヒーはその逆でミルクの上にコーヒーホイップを乗せたものとなる。ダルゴナとは韓国語でカルメ焼きを意味し、コーヒーホイップの甘くてほろ苦い味がカルメ焼きを連想させることから命名されたという。冒頭の一文字の濁点をとってタルゴナとも発音する。

つくり方はさまざまだが、一般的にはインスタントコーヒー・砂糖・水(湯)をほぼ均等の割合でかき回すだけで完成する。韓国ではスプーンで400回かき回すことが流行っているように、ハンドミキサーを使うなどして撹拌を重ねるほど濃厚でおいしそうなホイップとなる。

このトレンドに対し、「ネスカフェ」公式ツイッターアカウントでは「ネスカフェ ゴールドブレンド 濃厚カプチーノ」を使った“ずぼらタルゴナコーヒー”を提案している。

「泡立て器がない、400回混ぜる気力がない…と悩んでいる方!豊かな泡が特長の#ネスカフェ ゴールドブレンド 濃厚カプチーノを少量のお湯を注いで10回程混ぜるだけでふわふわな泡が♪ 名付けて #ずぼらタルゴナコーヒーお試しを」とつぶやいている。

味の素AGF社も公式ツイッターアカウントで「#気分だけでも世界旅行」のハッシュタグをつけて韓国の話題のコーヒーとして紹介。「マキシムブラックインボックスアソート」を使い「インスタントコーヒー、お湯、砂糖を1:1:1の割合でいれ密閉容器でフリフリすれば30秒程度で完成」とコメントしている。

味の素AGFは「#気分だけでも世界旅行」の1つとして紹介 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
味の素AGFは「#気分だけでも世界旅行」の1つとして紹介

そのほか、AGFの「#気分だけでも世界旅行」では、エスプレッソに同量の練乳を加えて飲むスペインのアレンジコーヒー(カフェ・ボンボン)を紹介している。

UCC上島珈琲はホームページで、ハンドミキサーで泡立てるやり方を公開。インスタントコーヒー「ザ・ブレンド」30g、砂糖30g、湯30gをボウルに入れて「全体が白っぽいクリーム状になり角が立つまで、ハンドミキサーで泡立てる」と説明している。