明暗分かれた「10連休」 スーパーは人出まばら コンビニおにぎり品切れも

平成から令和へ、皇位継承に伴う史上初の元号またぎの10連休。初の大型連休だったため突入前は、「物流が不安」「人出は未定」などの声があった。結果、観光地や行楽地に人が流れ、スーパーへの来店客はまばら。連休後半は多少増えたが、平常月の土日と大差なく、流通の思惑は狂った。

連休序盤から「史上最長の10連休」や「平成の大晦日」「令和、新時代到来」などPOPを掲出して来店を促し、店頭でも平成、令和コーナーを設置し、祝い酒を振る舞ったり、福袋を販売したスーパーもあったが、反応はいまひとつ鈍かったようだ。

だが、コンビニの賑わいは衰えを見せず、店頭では行楽用のおにぎりやパン、デザートなどが品切れをおこす店もあった。ただしスーパーもコンビニも例年より休日が増えたこともあり、昨年に比べれば連休決算の売上げ増は確実だろう。