20代女性の5人に1人が低栄養
現代のライフスタイルを支える、栄養補助食品市場の可能性

食事量の不足、朝食欠食、過度なダイエット志向、栄養に関する知識不足などを背景に、今、若年女性の低栄養が深刻化しています。
厚生労働省「令和5年 国民健康・栄養調査」によると、20代女性の約5人に1人(20.2%)がBMI18.5未満の低栄養と報告されています。
この割合は、他の年代と比べても高く、特にたんぱく質の摂取不足は、筋肉量の低下や疲れやすさ、基礎代謝の低下などを招き、将来的な健康リスクにつながる可能性が高まると言われます。

世界160カ国以上で事業を展開するテトラパックは、各地の生活者実態の把握に継続的に取り組んでいます。世界的な視点から見ると、特に日本の若年女性は「痩せている方が多い」と指摘するのは、日本テトラパック株式会社マーケティング部マーケティングマネジャーの鈴木陽子さん。
20代女性の約5人に1人(20.2%)がBMI18.5未満というのは、先進国の中で類例がないといいます。
「出産や40代以降に起こり得るホルモンバランスの乱れなど、ライフステージごとの身体の変化を考えると、若い頃から健康に必要な栄養をきちんと摂取することが重要です」と鈴木さんは呼びかけます。
世界の市場動向に目を向けると、プロテイン・たんぱく質を含む飲料に代表される“栄養補助食品/Food Supplement and Nutrition: FSN)”を必要とする対象は、若年女性にとどまりません。
欧米では、肥満対策としてGLP-1製剤の使用が急速に進み、食事量が減る中で必要な栄養を補う手段として栄養補助食品の重要性が高まっています。
一方、アジアでは急速な高齢化を背景に、健康寿命を延ばすための栄養補助食品の活用が進み、市場拡大に寄与しています。
このように、栄養補助食品はスポーツ用途にとどまらず、日常生活で不足しがちな栄養を手軽に補う手段として幅広い生活者に求められるカテゴリへと成長しています。
世界の市場調査「Precedence Research」(出典:天然成分と感情的要因:
この流れは日本にも波及しており、栄養補助食品市場は今後、さらなる伸び代が見込まれる分野とも言えます。
「日本市場は少子高齢化で“胃袋の数”が減少していく中でも、栄養補助食品市場に限れば、まだまだ成長が見込める」と鈴木さんは語ります。
注目集まる“RTD飲料”──プロテイン飲料を軸に広がる栄養補助食品の多様化

栄養補助食品市場における近年の大きなトレンドの一つが、そのまま飲める液体タイプ(RTD飲料)への支持の高まりです。
テトラパックが2025年7月に実施した17か国・2万5547人の健康意識の高い消費者を対象とした栄養に関するグローバル調査によると、約6割が飲料タイプの栄養補助食品を好むと回答しました。
日本の潜在ユーザーに絞ると、サプリメントやバー、粉末等がある中でも約7割が「栄養補助食品を最も取り入れやすいのは飲料」と回答しています。
飲料が選ばれる理由としては、「調理不要で手軽」「持ち運びやすい」「忙しい生活にも無理なく取り入れられる」といった利便性が挙げられ、これらは現代のライフスタイルやニーズに強く合致していると言えます。
なかでも鈴木さんが有望視するのがプロテイン・たんぱく質に対するニーズの高まりです。
テトラパックの調べによると、世界的にプロテイン市場は拡大しており、ラテンアメリカを除く全ての地域で最も訴求力の高い栄養素となっています。
世界を見渡すと、スポーツ前後に飲用することを目的としたプロテイン飲料に限らず、乳本来の栄養価値にさらなる栄養成分を加えたものなどの栄養補助飲料が活況となっています。
「例えば、オーストラリアではプロテインや食物繊維を強化したチョコレートフレーバーの朝食代替飲料や、ベトナムではビタミン・ミネラルなど26種類の栄養素を配合した飲料が展開されています。飲料としては高価格帯の商品もありますが、朝食や昼食の代替として考えると、食事代と比べて決して高いものではなく、現在の忙しいライフスタイルに合致している」とみています。
さらに、食事代替の利便性に留まらず、「栄養がしっかり摂れているという安心感」や「健康をコントロールしているという感覚」、また「バランスを考え選択することからの心理的な負担の軽減」といった情緒的価値も、栄養補助食品の大きな魅力となっており、カテゴリ全体の魅力をさらに押し上げています。
一気通貫で参入を支援する日本テトラパック

日本テトラパックは、このような有望市場に飲料・乳業メーカーのみならず、菓子・食品メーカーの参入も視野に入れ、コンセプト開発から製品化までを一気通貫で支援しています。
「栄養補助食品は一般的な飲料より高単価で、ブランド差別化や高い利益率が見込めるため、メーカーさまにとっても魅力的なカテゴリです。当社は30年以上前から流動食の分野で既に実績を積んでおり、製品化に関する幅広いニーズに対応できます。スモールスタートの検討も可能です」と力を込めます。
栄養補助食品の製造工程は、原料の調合・溶解、加熱・殺菌、均質化充填包装、最終製品化と多段階にわたり、工程同士が複雑に連動します。多くの場合、これらの工程には複数メーカーが関与するため、処方・設備・容器仕様の不整合が生じやすく、開発の手戻りや量産移行時のリスクが課題となります。
日本テトラパックはこれらの課題を解消すべく、コンセプト提案から量産までを1社で完結できる「End to Endのトータルシステムソリューション」を提供しています。
この一気通貫の仕組みにより開発プロセス全体が最適化され、競争の激しい市場環境においても、スピーディーな商品上市が可能となります。
さらに、世界160カ国以上に拠点を持ち、各マーケットで蓄積した消費者トレンドや成功事例、カテゴリ知見を活かし、市場データに基づく高精度なコンセプト提案・製品開発支援を行っています。
御殿場のPDC(プロダクトディベロップメントセンター)には、量産ラインを止めずに小バッチで試作できるテストプラントを備え、処方検討、味・風味評価、溶解性確認、容器適合性チェックなど、製品化に必要な検証を効率的に実施できます。

製造支援の最大の強みはハイシェアミキサー 包装容器でも独自の強み発揮
製造支援における最大の強みの一つがハイシェアミキサーです。
栄養補助食品では、ホエイ、植物性たんぱく質、ミネラル、食物繊維など、溶けにくい原料(難溶性原料)を扱うことが多く、均一な分散・溶解が製造上の大きな課題となります。
日本テトラパックは、こうした課題に対し、栄養補助食品に適したプロセッシング技術を提供しています。ハイシェアミキサーの特長は以下のとおりです。
――強力なせん断力による難溶性原料の均一分散
――ダマの発生を抑えた滑らかなテクスチャー
――処理時間短縮による栄養素の保持
――小容量かつ高栄養など高濃度処方への対応
プロテイン飲料では、ブレンドした際に生じる泡立ちのコントロールが求められますが、その点においても「泡立ちしてしまうとロスが多くなるほか、品質にもバラツキが生じます。ハイシェアミキサーを活用すれば、泡立ちが落ち着くまでのダウンタイムも大幅に削減できる」と鈴木さんは説明します。
また、日本テトラパックはプロセッシング技術だけでなく、包装分野でも独自の強みを持っています。開けやすく飲みやすい人間工学設計にもとづくキャップ、携帯性に優れた持ちやすい形状のほか、飲料主要容器のペットボトルでは実現が難しい特徴として、光や酸素を遮断する多層バリア構造があります。
カテゴリ特性に合わせたキャップ付き容器のラインアップも豊富に取り揃え、飲みやすさの設計や容器選定までをサポート。125mlで300kcalといった高密度フォーミュレーションを実現できる点も、栄養補助食品の領域で高く評価されています。

まとめ
若い女性を中心に低栄養が広がる今、手軽に必要な栄養を補える栄養補助食品は、生活者の健康を支える重要な選択肢として存在感を高めています。
特に、食事に十分な時間を割きにくい現代の生活において、さっと飲むだけで栄養が摂れるという手軽さが、多くの人々のライフスタイルとマッチし、その利用シーンをさらに広げています。
日本テトラパックは「食品を安全に、いつでもどこでも入手できるようにする」という使命のもと、食品加工処理から容器充填包装、製品開発支援、技術サービスに至るまで、幅広い領域でお客様を支えています。
栄養補助食品が、より多くの人にとって続けやすい健康習慣となる未来へ。日本テトラパックはその実現に向けて、お客様が抱える課題に寄り添い、ともに市場を切り拓くパートナーであり続けます。【PR】


