ブルボンは、親子のコミュニケーションを生み出すチョコスナックとして「チョコあ~んぱん」「エブリバーガー」「きこりの切株」の3品を取り揃えている。
このうち「エブリバーガー」「きこりの切株」は箱を空けると、超難問とされる間違い探しが楽しめるようになっている。
間違い探しを出題する理由は、親子の会話やコミュニケーションを生み出すことにある。

8月4日、商品・営業戦略発表会に臨んだ井手規秀常務取締役は「間違い探しは異常に難しい。商談でバイヤーさまにチャレンジしていただくこともあるが、全問正解された方を私はまだお見かけしたことがない。それぐらい難しい間違い探しを親子で解いていただくことで、家庭内の会話が増えると考えている」と語る。
井手常務は外部データを引き、家庭での会話時間や親子でふれ合う時間が減少傾向にあることに触れる。
「会話時間が減っているのは、親が働きに行っているというよりも、YouTubeやゲームが増え、子どもだけではなく親もスマホを見ることに時間を割くようになり双方の問題で減ってきている」と指摘する。
このような問題を解消すべく、乳・幼児や児童を持つ母親層をメインターゲットに、こども菓子売場への提案を強化していく。
「他社商品を含めた4月時点の平均売価をみると、当社のチョコスナック3品は価格優位性があることが分かり『エブリバーガー』と『きこりの切株』は200円以内で販売していただくことが可能」とみている。
販促物としては「エブリバーガー」が発売40周年、「きこりの切株」が発売41周年を迎えたことを記念して、間違い探しの本のノベルティを検討している。

「チョコあ~んぱん」については「生地を発酵・焼成した本物のパンを使っていることを改めて知っていただくために、焼き窯をイメージした販売台や吊り下げ什器を使ってアピールしていく。朝食代替になっている点もポイント。単なるお菓子としての展開だけではなく、それ以外のことも考えながら活動していきたい」と意欲をのぞかせる。
なお、「チョコあ~んぱん」「エブリバーガー」「きこりの切株」の3品は伸長傾向にある。
