6.2 C
Tokyo
4.9 C
Osaka
2026 / 01 / 01 木曜日
ログイン
English
流通・飲食加藤産業 増収増益で着地も 今期は不透明感強まる 加藤和弥社長

加藤産業 増収増益で着地も 今期は不透明感強まる 加藤和弥社長

 加藤産業の25年9月期は営業収益が3.8%増の1兆2142億円、営業利益が7.9%増の182億円。当初の減益予想を覆し、増収増益で着地した。一方、今期は情報システムや物流センターへの投資による費用が増加し、増収減益を予想。加藤和弥社長は市場環境について「非常に不透明感が強い」と危惧を示す。会見での話をまとめた。

【前期の概況】人件費や輸送費、情報システム費などが増加し、販管費の売上比も伸びたが、それを売上の増加と粗利の改善によって補うことができた。

 細かな品揃えの強化や、粗利ミックスの管理などを積み上げてきた結果と捉えている。

 また、グリーンウッドファクトリーの立ち上げによる赤字がほぼなくなり、海外も不採算取引の見直しにより収益性が改善した。予算化していた経費のうち26年度に持ち越されたものもあり、それがプラスに働いた面もある。

【今期の見通し】今期は非常に不透明感が強い。小売業の統合がどの程度、インパクトを与えるかも読みづらい。

 事業別では基幹ビジネスである常温は不透明感が一番強く、コスト先行型になるセグメントだ。低温はこれまでと同じようなトレンドが続くと考えられる。酒類については低下要因が見えていたが、何とか前向きに進められる。

 湘南の新センターは第2四半期ごろに稼働する予定。今期は安全に立ち上げる年となり、成果が出るのは27年度以降と見込む。

【業界の現状と海外について】個数が増えなければコストも増えないので、短期的には金額が伸び収益を取りやすい環境にある。

 しかし、長期的に見ると個数が下がり続ければ価格上昇の効果もなくなり、金額も伸びない。メーカーの生産効率低下にもつながる。価格転嫁を招き、悪循環に陥る恐れがある。人口が増えない中、数を伸ばし続けるのは厳しい。

 海外事業は1000億円近い規模になっており、10年前に始めたことを考えると一定のところまで来た。日本の市場が縮小している中、成長するマーケットを取りにいき、しっかりと収益を出すことが目的だが、成長性も収益性もまだ課題を抱えている段階である。

関連記事

インタビュー特集

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。