伊藤園は9月12日、飲食と物販で日本茶の魅力を発信する新コンセプトショップ「茶々水 SASUI 伊藤園」を「ニュウマン高輪」(東京都港区)にオープンする。
店舗運営を行う伊藤園フードサービスの唐沢進治代表取締役社長は、10日に行われた内覧会で「羽田空港の次の玄関口という立地から、インバウンドを意識して出店した。飲食・物販共に新しいチャレンジをしており、伊藤園が変わったという面を見せていく」と意気込みを語る。
伊藤園フードサービスは、直営店の運営を行う伊藤園の部門が昨年8月1日に分社化して設立された。
茶葉などを販売する物販店舗と、ドリンクメニューを中心とする喫茶店舗を運営している。
数々の喫茶店舗の中で、食事メニューに力を入れるのは「茶々水 SASUI 伊藤園」が初となる。
「これまでの運営店舗とは全く異なる店舗のため、新しい名前を付けた。ほうじ茶の炊き込みご飯など、すべてが日本茶に由来するメニューや物販を揃えている」と胸を張る。
物販では新たな試みとして、カスタマイズブレンドティーを取り揃える。
来店客は、今の気分など6つの質問に答えることで、28種類のブレンドティーから1種類が推奨される。好みに合わせて、その場で茶葉の配合量を変えることもできる。
そのほか、伊藤園の抹茶を使用したチョコレートやキャンディなどの菓子も販売する。

「茶々水 SASUI 伊藤園」の曽根田美稀店長は「観光客の方や周辺にお住まいの方が、ふらっと足を止めてお茶の色々な楽しみ方を知っていただけたら嬉しい。イートインでは、お客様ご自身が急須でお茶を淹れるメニューもあるため、ご自宅に急須がない方でもお茶の面白さを感じていただきたい」と呼びかける。
オープンを記念し、9月12日から18日にはキャンペーンを実施。飲食または物販で税抜2500円以上利用し、同店の公式インスタグラムをフォローした各日先着50人にオリジナルの抹茶チョコレートがプレゼントされる。