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大阪の陣で考える かの地の和平交渉

最強の砦と言われる大坂城の出丸「真田丸」は大阪冬の陣で徳川家康の大軍に大打撃を与える。だがその後、講和を結び、その条件として大坂城の堀が埋められ真田丸は破壊される。NHK大河ドラマ「真田丸」では、講和条件を豊臣秀頼がのんだことを知り、いたく落胆する真田幸村が描かれていた。

▼深謀遠慮の家康。力攻めをいったん止め中長期での攻略を考えたのだろう。イギリスから購入した大砲を大坂城の天守めがけて撃ちこみ淀殿たちの恐怖心を煽って講和にもちこんだとされる。

▼その後、家康は秀頼に国替えなどの選択を迫り、それが拒否されたことを口実に大坂夏の陣を起こし、かくして豊臣家は滅亡する。戦争の口実は昔も今も言いがかりが多い。大坂冬の陣は、秀頼が方広寺に納める鐘の銘文「国家安康」に家康が「家」と「康」に分割されているとの難癖をつけて勃発した。

▼現在、超大国が仲介役となり進められようとしているかの地の和平交渉。早い平和を望むが、国内の厭戦気分などに圧されて領土割譲の条件を認めてしまったら最後。滅亡の一途をたどることは歴史が教えてくれている。

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