イメージアップに躍起の中小リサイクル店

ハンドバッグなどのブランド品や中古品、宝飾品、古本、古銭、テレカ・商品券などを買い取るリサイクルショップが増えている。メルカリやブックオフ、コメ兵などが有名だが、最近は中小業者が乱立。折込チラシに有名タレントを起用して大手に対抗している。

▼ショップの増加はリサイクル文化が浸透したためというのは聞こえがいいが、経済が不安定化したことで個人収入が減少し、資産を現金化する動きが高まったためというのが本当らしい。そのためショップの折込チラシには、高価買取や金・プラチナの相場高騰中の文字が目を引く。

▼先日、同一日の朝刊に4枚のショップ折込チラシ広告が挟まっていた。しかも4社とも別々の会社。関係者に聞くと、9月下旬から10月は大学の秋入学や転勤に伴う引っ越しが増え、部屋を片付けることで不用品が増えるらしく、各社はこの時期にこぞってチラシ広告で来店を促すそうだ。

▼以前、質屋はちょっと入りにくく暗いイメージがあったが、最近のリサイクルショップはスーパー店頭を間借りしたり、上場企業をアピールするなどイメージアップに必死だ。